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ANA、ボーイング 787型機エンジン点検で9月~10月に国内線593便欠航、約1万5300人に影響
2018年8月9日 14:50
- 2018年8月9日 発表
ANA(全日本空輸)は8月9日、ボーイング 787型機に搭載されているロールスロイス製エンジンの点検整備に伴い、9月~10月にかけてセントレア(中部)発着など、国内線593便を欠航することを発表した。予約者に対しては8月9日から順次連絡をする。
9月から夏期スケジュール期間の10月27日までの欠航便は、計593便、約1万5300人に影響。8月までは羽田発着便が中心だったのに対して、9月以降はセントレア発着便や福岡発着便、那覇発着便の欠航便数が多くなる。
欠航便の路線別内訳(9月1日~10月27日)
・セントレア(中部)~福岡:224便
・セントレア~那覇(沖縄):48便
・福岡~宮崎:114便
・那覇~石垣:94便
・関空~新千歳(札幌):113便
7月6日から国内線の一部便欠航が続いているボーイング 787型機のエンジン点検整備への対応について、8月までの搭乗分については直前での欠航案内となったことで代替手段を確保しやすい国内線のみを欠航してきたが、9月以降については予約状況を精査したうえで、代替手段が確保できることを前提に影響旅客を最小限に抑えるよう国際線、国内線へ欠航便を振り分ける措置を実施。国際線の欠航便については8月2日に発表している(関連記事「ANA、ボーイング 787型機エンジン点検のため9~10月に国際線で212便欠航」)。
7月~8月は国内線で1日あたりの欠航便が17.5便、約2800人に影響していたが、9月~10月については国内線の欠航便が1日あたり10.4便で約270人、国際線は同3.7便で約290人にそれぞれ影響。国内線と国際線を合わせた欠航便は1日あたり14.1便で約560人に影響することになり、影響旅客数は約5分の1へと減少する。
なお、冬期スケジュールがはじまる10月28日以降は、運航スケジュールを見直した下期事業計画を策定することで欠航便をなくす。下期の事業計画は8月21日に発表を予定している。