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ANA、ボーイング 787型機エンジン点検のため9~10月に国際線で212便欠航

成田~ロサンゼルス/香港線、セントレア~香港線で約1万6500人が影響

2018年8月2日 発表

ANAはボーイング 787型機に搭載されているロールスロイス製エンジンの点検整備に伴い、9~10月に国際線212便を欠航する

 ANA(全日本空輸)は8月2日、ボーイング 787型機に搭載されているロールスロイス製エンジンの点検整備に伴い、9月~10月にかけて国際線の成田~ロサンゼルス線、成田~香港線、セントレア(中部)~香港線で計212便を欠航することを発表した。予約者に対しては8月2日から順次連絡をする。

 ボーイング 787型機のエンジン点検整備に伴って、7月6日から国内線で一部便を欠航していたが、9月以降は国際線の一部も欠航する。これは7月31日に行なわれた2018年度第1四半期の決算会見(関連記事「ANA、2018年度第1四半期決算は増収減益。ボーイング 787型機欠航の影響旅客数は9月以降は4分の1以下に」)でも触れられていたことで、8月までの搭乗分については直前での欠航案内となったこともあり、代替手段の確保を早期に対応できる国内線のみで欠航をしてきた。9月以降については国際線も含めて予約状況の精査し、代替手段を確保できることを前提としたうえで、影響する旅客数を最小に抑えるための対応として国内線、国際線へと欠航便を振り分ける。

 9月1日~10月27日の国際線の欠航便は下記のとおりで、計212便、約1万6500人に影響。9月は1日あたり4.6便、10月は同2.7便の欠航便数となる。

NH176便/NH175便(成田~ロサンゼルス線):9月7日/10日/14日/18~19日/21~30日、10月2日/4日/6日/8~27日(計76便)
NH809便/NH810便(成田~香港線):9月1~27日(計54便)
NH875便/NH876便(中部~香港線):9月1~27日、10月14~27日(計82便)

 9~10月の国内線の欠航については8月9日に発表を予定。10月28日以降の冬期スケジュールでは運航スケジュールを見直した下期事業計画を策定することで欠航便をなくす。下期の事業計画は8月21日に発表を予定している。