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フィリピン観光大使にラブリと西内ひろが就任。「きれいになれる」をテーマに女子旅を訴求

セブ空港の新ターミナル、ボホールの新空港などインフラ整備が加速

2018年6月25日 実施

写真左からラブリさん、ベルナデット・ファティマ・ロムロ・プヤット大臣、西内ひろさん

 フィリピン政府観光省のフィリピンビジネスミッションは6月25日、都内で2018年における観光マーケティング戦略について記者発表会を行なった。

 5月に新任した観光省のベルナデット・ファティマ・ロムロ・プヤット大臣も初来日。冒頭では「とても日本が好きで、外遊先として真っ先に日本を訪れることができてうれしい」とあいさつ。

フィリピン政府観光省 ベルナデット・ファティマ・ロムロ・プヤット大臣

自然と共存する持続可能な観光を胸に2018年はフィリピンへの観光客誘致を促進

 大臣が力を入れる部分として「これからはサステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)を胸にやっていきたい」と話した。4月に環境の悪化ならびに清掃により一時閉鎖されたボラカイ島を例に、「フィリピンは自然保護の大切さをはじめ、多くの教訓をボラカイ島から学びました。観光の振興とともに環境に害を与えてはいけないと。サステナブル・ツーリズムをボラカイ島だけではなく、セブやボホールのほか全国に広めていこうと考えています。うれしいニュースとして、10月26日に再オープンする予定です」と人気バケーション先の観光再開も報告。

 なお、日本人観光客のフィリピンへの渡航者数に関しては「2016年から2017年にかけては約9%の伸び率。2018年1月から4月ですでに約9%伸びており、多くの観光客の皆さまに支持されていることがうかがえます。日本の方はセブが大好きかと思いますが、ちょうど2週間前にマクタン・セブ国際空港に新ターミナルがオープン。これにより約1200万人もの観光客の受け入れができるようになりました。さらに10月にはボホールにも新しく空港がオープン予定です」とインフラ整備の加速をアピール。

 また、日本へのマーケティング戦略として「これまでは男性が多かったのですが、2018年はさらなる女性旅行者の獲得を意識してプロモーションを行ないます。女子旅的な感覚で気軽に訪れていただければと考え、『きれいになれる』をテーマにしたキャンペーンを行ないます」と今後のプロモーションの方向性を示した。

フィリピン観光大使就任セレモニーを開催。フィリピン愛あふれるラブリさんと西内ひろさんが登場

 戦略発表とともにフィリピン観光大使ならびにツーリズム・ファン・アンバサダーの就任式も実施。モデルで人気急上昇中のラブリさんと、女優・モデルの西内ひろさんがステージに登場し、盾の授与のあとフィリピンの魅力を紹介するパネルディスカッションを行なった。

大臣からラブリさんにツーリズム・ファン・アンバサダーの盾を授与
西内ひろさんにも大臣から直接盾が進呈された

 ラブリさんはアンバサダー就任後「私自身のルーツがフィリピンにありますので、半分母国なんです。多くの人々にフィリピンのよさと、新しいフィリピンを認識していただけるように活動していきたいと思います」と意気込みを述べた。

 お勧めのエリアは? の問いには「ボホール島では昼間はクルーズ&ランチ、夜はホタル鑑賞にナイトクルーズ。世界遺産とともに山と海の両方を楽しむことができます。9月にはファンクラブの女子たちと一緒にボホール島を訪れる企画が進行中です。大好きな人たちに、島の魅力を知ってもらえたらうれしいと思います。私にしかできないことをいろいろな形で日本とフィリピンの両国に発信していきます」と語ってくれた。

ラブリさんと西内ひろさんがフィリピンの魅力についてパネルディスカッション
ソーシャルメディアなどで今後公開される映像もお披露目された

 西内ひろさんは「旅自体がもともと好きで30カ国以上訪れましたが、そのなかでもフィリピンは4~5回訪れています。コロン島はダイビングスポットとしてもお勧めです。沈没船探検や美しいサンゴ礁など見どころがいくつもありました。

 マニラも訪れましたが、おしゃれで美味しいレストランや、ハイクオリティながらリーズナブルなスパ・マッサージを受けることができ、女子旅に最適です」と話してくれた。パネルディスカッションの最後には、今後公開される2人のフィリピン旅の様子をまとめた映像もお披露目された。

人の温かさとおもてなし。マニラでは「イントラムロス」へ

城塞都市・イントラムロスがお勧めとベルナデット・ファティマ・ロムロ・プヤット大臣

 記者発表会後の個別インタビューでフィリピン政府観光省 ベルナデット・ファティマ・ロムロ・プヤット大臣にさらに質問。大臣の考えるフィリピンの魅力については「やはり親しみやすいフィリピンに住む人々の人柄でしょうか。おもてなしをし、ごちそうをするのが大好きなので、旅での出会いもきっと楽しい時間になるでしょう。

 観光エリアとしてはマニラへより多くの日本の観光客の皆さまにお越しいただきたいと考えています。継続的に渡航者数は増えていますが、SNSを使ったプロモーションや新たなキャンペーンを次々と打ち出しますので、今年はさらに多くの皆さまにお越しいただけると期待しています。マニラは食事も美味しいですし、美術館もオープンしました。古い城塞都市であるイントラムロスへもぜひ訪れていただけたら」とお勧めの観光エリアも紹介してくれた。

ドレスに合わせたアクセサリがフィリピン旅で手に入れたものと教えてくれた観光大使の西内ひろさん

 観光大使の西内ひろさんにもお勧めの島々について聞いてみたところ「今私が一番推したいのが、先ほどもご紹介したコロン島です。とにかく海がきれいでダイビングをした際の美しさが忘れられません。

 マニラも実際に訪れてみると、おしゃれなレストランやロサンゼルスのように早朝ランニングする人々が集まるスポットとも出会うことができたりと、発見の連続でした。ビューティに関しては4~5時間で日本からいける場所に、こんなにリーズナブルでよいスパがあるなんて! と感動も。ファッション関連も充実していて、実は今日つけているアクセサリ、現地で購入したものなんです。ショッピングでお気に入りがきっと見つかりますよ」と女子にうれしい情報を提供してくれた。

 なお、発表会の会場には「フィリピン観光体験ゾーン」も併設。エントランスでは楽団が民族音楽を披露し、フィリピンヒロットのブースや、SNS向けのフォトスポットも用意。ダバオの民族衣装でのお出迎えや、アイスワゴンも。「PHILIPPINE BUSINESS MISSION 2018」も開催されており、会場は大いににぎわっていた。

「フィリピン観光体験ゾーン」の入り口では楽団が民族音楽で迎えてくれた
ビーチをイメージした撮影スポットも用意
フィリピンヒロットの体験ブースでリラックス
華やかな民族衣装でフィリピンについての質問に答えてくれたスタッフ
同会場では「PHILIPPINE BUSINESS MISSION 2018」を開催
アイスワゴンも会場に登場
フィリピン航空のモデルプレーンもパンフレットとともに飾られていた
民族衣装姿のスタッフと大臣らが記念写真する姿も