イベントレポート
【ツーリズムEXPO 2018】西内ひろ氏も登場したフィリピンブース。環境改善で閉鎖中のボラカイ島の状況を紹介
2018年9月23日 10:17
- 2018年9月20日~23日 開催
日本最大の観光イベント「ツーリズムEXPOジャパン2018」が9月20日~9月23日の4日間にわたり、東京ビッグサイトで開催されている。
フィリピンブースは、明るい日差しと美しいビーチを連想させるデザインが特徴だ。浜辺を模したエリアでゆったりしながら美しい海でのダイビングに関するステージに参加したり、フィリピン伝統のマッサージ「ヒロット」の実演を交えながらのステージで癒されたりと、さまざまなプログラムが体験できる。また、プログラム参加者にはフィリピン産のウベを使用したアイスクリームの試食の特典も。
なお、特設ステージで9月21日にフィリピン政府観光省のベルナデット・ロムロ・プヤット大臣らが、環境改善のため閉鎖中のボラカイ島の最新情報についての記者会見を開催。
会見では、ベルナデット・ロムロ・プヤット大臣が「私たちはフィリピンにおいてサスティナブルツーリズムという文化を作り上げる使命があります。この取り組みはボラカイ島の回復という部分からスタートしました。我々にとって今回の経験は開発と環境保護のバランスを考えるための非常によい教訓となっています。現在、ボラカイ・タスクホース、ビジネスセクター、地域住民とともに島を持続可能な観光業のモデルとして改革を進めています。
改革の実行において非常に厳しい措置を行ないます。観光関連施設の再開に対し認定を設けることとしています。また、大量のゴミの原因となっていた数千人規模のイベントの禁止。ビーチをはじめとする公共エリアでの喫煙・飲酒の禁止。さらに島の収容人数の制限も告知済みです。同様にほかの島々でも、ボラカイ島同様の環境悪化を防ぐために現在検査を実施しています」と報告した。
タレントでフィリピン観光大使の西内ひろさんもステージに登場し、ボラカイ島の印象について、ベルナデット・ロムロ・プヤット大臣とトークセッション。真っ白なビーチで今すぐ裸足になりたくなることや、透明度の高い海の美しさに言及。また地域のコミュニティがビーチクリーンを行なっていることなども紹介。大臣は「西内さんが訪問で感じた島の美しさを、次の訪問でも再び感じてもらえるよう注力していく」と力強く約束した。