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外環道 三郷南IC~高谷JCT開通で、中央環状線東側の交通量が約1割減
湾岸エリア~北関東の所要時間が大幅短縮。国道298号により松戸街道などの交通量が2~3割減少
2018年6月17日 12:00
- 2018年6月2日 開通
- 2018年6月14日 発表
国土交通省 関東地方整備局 首都国道事務所、NEXCO東日本(東日本高速道路)関東支社、首都高(首都高速道路)は、6月2日に開通した外環道(東京外かく環状道路)三郷南IC(インターチェンジ)~高谷JCT(ジャンクション)間(延長15.5km、4車線)と、国道298号の国道6号~国道357号間(延長11.4km、4車線)の開通1週間の利用状況(速報値)を発表した。
埼玉県三郷市にある三郷南ICから千葉県市川市にある高谷JCTまでの区間が開通したことで、外環道全体の計画である約85kmのうち約6割が完成。関越自動車道(大泉JCT)、東北自動車道(川口JCT)、常磐自動車道 (三郷JCT)、東関東自動車道(高谷JCT)の4つの放射道路が結ばれた。
これにより千葉の湾岸エリアと北関東各地が都心を通ることなくアクセスできるようになり、高谷JCT~大泉JCT(関越道)の所要時間は都心ルートだと約60分のところ、外環ルートだと約40分と約20分短縮、同じく高谷JCT~川口JCT(東北道)が約54分から約26分へ約28分短縮、高谷JCT~三郷JCT(常磐道)が約43分から約15分へ約28分短縮されたという。
開通後の外環道 市川中央IC~京葉JCT間の交通量は1日平均4万台で、外環道に交通が転換し、首都高 中央環状線の交通量は東側で約1割減少している。
また、国道298号が整備され、市川~松戸間が初めて4車線道路で接続。1日平均2.4万台の交通量があり、地域の交通状況が改善している。並行する県道1号 市川松戸線(松戸街道)などの交通量が約2~3割減少し、大型車の交通量は約4~5割減。市川松戸線の旅行速度は約4割上昇した。
本誌では開通後の国道298号や周辺道路の状況について取材しており(関連記事「外環道 三郷南IC~高谷JCTと同時開通した国道298号。松戸IC北から高谷JCTの高架下までレポート」)、そちらも合わせてご参照いただきたい。