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NEXCO東日本、外環道 三郷南IC~高谷JCT開通。市川北料金所から「一番乗り」が本線入場

「千葉県が近くなったのでドライブやテーマパークに頻繁に来てみたい」一番乗りの池田さん

2018年6月2日16時 開通

外環道 三郷南IC~高谷JCT間が6月2日16時に開通することを記念して、開通時刻の16時前に市川北料金所のゲート前で営業開始セレモニーと、利用者「一番乗り」への記念品贈呈式を行なった

 NEXCO東日本(東日本高速道路)は、外環道(東京外かく環状道路)三郷南IC(インターチェンジ)~高谷JCT(ジャンクション)間(延長15.5km、4車線)と、国道298号の国道6号~国道357号間(延長11.4km、4車線)を6月2日16時に開通した。

 NEXCO東日本は開通直前に、市川北料金所のゲート前で営業開始の記念セレモニーと、利用者「一番乗り」への記念品贈呈式を行なった。

開通前の市川北料金所
開通時刻より前に並ぶことは禁止されていた

 一番乗りになったのは、茨城県在住の池田文紀さん。池田さんは圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の境古河IC~つくば中央IC開通時にも一番乗りになっており(関連記事「祝! 圏央道 境古河IC~つくば中央IC開通。東名高速から東関道まで6つの高速道路を接続」)、これまでもたびたび一番乗りを経験しているとのこと。今回も事前受付に応募して、見事一番乗りを獲得した。

 池田さんを含めた先着5組が一番乗りとなり、池田さんのクルマを先頭にした5台の車列が市川北料金所に到着。開通前のゲート前スペースでセレモニーを行ない、NEXCO東日本 関東支社 三郷管理事務所 所長の青澤正樹氏から5組に認定書と記念品が贈られた。

 セレモニーのあとに池田さんに話を聞いてみたところ、茨城県在住ということで「千葉県が近くなったのでドライブやテーマパークに頻繁に来てみたい」と答えてくれた。

 16時の開通時刻になると、5台のクルマはゲートを通過して、半地下構造の外環道へ進入して一番乗りを果たした。数分の間を置いて、その後ろにできていた長い車列が次々とゲートをくぐっていった。

先導車に続いて5台のクルマが登場
開通前のゲート前スペースでセレモニーを行ない、一番乗りの5組に認定書と記念品が贈られた
開通時刻の16時を待つ
いよいよ開通時刻。5台のクルマが市川北料金所のゲートをくぐっていく
開通時刻を過ぎ、料金所への道には早くも長い車列ができる。少し間を置いて一般車両が入場できるようになった
千葉外環の一部区間は半地下構造で、スリットから外光が入ってくる

 埼玉県三郷市にある三郷南ICから千葉県市川市にある高谷JCTまでの区間が今回開通することで、外環道全体の計画である約85kmのうち約6割が完成。関越自動車道(大泉JCT)、東北自動車道(川口JCT)、常磐自動車道 (三郷JCT)、東関東自動車道(高谷JCT)が結ばれ、都心の交通の円滑化、物流の生産性向上が期待される。

 本誌では5月15日に行なわれた事前現場公開をレポートしているが(関連記事「NEXCO東日本、6月2日開通の外環道 三郷南IC~高谷JCT間を事前公開」)、開通セレモニーや(関連記事「NEXCO東日本、外環道 三郷南IC~高谷JCT開通記念セレモニー。石井啓一大臣や森田健作県知事が出席」)、通り初め、同日開通の国道298号の様子などもお届けする予定だ。

埼玉県三郷市にある三郷南ICから千葉県市川市にある高谷JCTまでの区間が今回開通することで、外環道全体の計画である約85kmのうち約6割が完成する