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LS北見がオホーツクの魅力をPR。「オホーツクール」アンバサダー就任

「オホーツクも、私たちも、まだまだこんなものじゃない」

2018年5月25日 発表

ロコ・ソラーレ(LS北見)メンバーがオホーツク地域をプロモーション。「オホーツクール アンバサダー就任 記者発表会」を実施した

 北海道オホーツク地域の18市町村らで組織するオホーツクイメージ戦略推進委員会は5月25日、2017年から展開しているイメージ発信事業「オホーツクール」のアンバサダーとして、平昌2018オリンピック冬季のカーリング女子競技において銅メダルを獲得したロコ・ソラーレ(LS北見)のメンバーが就任。同日、都内で委嘱状を授与する「オホーツクール アンバサダー就任 記者発表会」が行なわれた。

「オホーツクール」は北海道 オホーツク総合振興局と、オホーツク地域18市町村(北見市、網走市、紋別市、美幌町、津別町、斜里町、清里町、小清水町、訓子府町、置戸町、佐呂間町、遠軽町、湧別町、滝上町、興部町、西興部村、雄武町、大空町)が組織するオホーツクイメージ戦略推進委員会が2017年末にスタートしたキャンペーンで、オホーツクの自然、食などの“クールな魅力”を発信していくもの。

 今回、そのアンバサダーとして北見市常呂町を拠点に活動するカーリング女子チーム「ロコ・ソラーレ(LS北見)」を指名。2月に行なわれた平昌オリンピックの記憶が新しいが、5月18日~20日に行なわれた2018パシフィック アジア カーリング選手権 日本代表決定戦で優勝。今シーズンの戦いを終えたばかりでもある。

 オホーツクールでは今後、ロコ・ソラーレメンバーと一緒に写真撮影できる顔出しパネルをオホーツク地域18市町村に設置するほか、羽田空港利用者に向けて、東京モノレールでメンバーを起用したポスターを掲出するなど広告展開を行なっていく。また、5月25日のアンバサダー任命を機に、オホーツクールのWebサイトもリニューアルしている。

オホーツクイメージ戦略推進委員会 委員長・北見市長 辻直孝氏

 発表会では冒頭、オホーツクイメージ戦略推進委員会の委員長で、ロコ・ソラーレ(LS北見)メンバーによるオリンピック後の表敬訪問で涙を見せた北見市長 辻直孝氏があいさつ。「真っ白な雪、濃く青い海、澄んだ緑の森、寒さや自然を活かした豊かな食、美しく凜とした人々、オホーツクにあふれるクールな魅力、すなわちオホーツクールを効果的にPRするため、平昌オリンピックで大活躍し、多くのファンを獲得したロコ・ソラーレのメンバーに今年度(2018年度)のオホーツクール アンバサダーをお願いした。彼女たちの誰からも愛される癒やしのキャラクターで、オホーツクールを日本はもとより、世界に発信し、オホーツクのイメージをブランド化して、推進したいと考えている」と、オホーツクールのコンセプトと、アンバサダー任命の理由を説明した。

 続いて、ロコ・ソラーレのメンバーが会場に姿を見せ、北海道訓子府町長の菊池一春氏から委嘱状を授与。列席者からアンバサダーへの期待の言葉が寄せられた。

ロコ・ソラーレ(LS北見)メンバーをアンバサダーに任命。訓子府町長 菊池一春氏から本橋麻里選手へ委嘱状を授与した

 訓子府町長の菊池一春氏からは、「2月28日。彼女たちが女満別空港に凱旋で降りてきた。そのとき吉田知那美さんがこう言った。『小さなうちの町にはなにもないんだよね。ここにいても夢は叶わないと思っていた。だけど今は違う。この町にいたからこそ夢が叶った』。こんな素敵なメッセージがテレビを通じて報道された。私は感動して、知那美さんのあいさつを翌日地元の高校の祝辞で紹介させていただいた。まさに小さな町から全国に世界に発信するのは、この5人の素敵な娘たちだと確信を持った」。

 北海道美幌町長の土谷耕治氏からは、「オホーツクのイメージにピッタリのLS北見の皆さんの力を借りて、これから世界に向かって発信していきたい」。

 北見市長の辻直孝氏からは、「ロコ・ソラーレのメンバーには今年の平昌オリンピックを通じて、日本中、世界中に大きな感動を与えていただいた。今回はオホーツクールのアンバサダーとして、オホーツクが持っている素晴らしい魅力を、彼女たちを通じて大いに発信していきたい」。

 北海道 オホーツク総合振興局 局長の藤田二氏からは、「オホーツクは非常に自然に恵まれ、有名なところでは知床、流氷、食ではホタテなどの美味しいものがいっぱいある。ぜひ宣伝していただきたい」と、それぞれコメントがあった。

北海道訓子府町長 菊池一春氏
北海道美幌町長 土谷耕治氏
北海道北見市長 辻直孝氏
北海道 オホーツク総合振興局 局長 藤田二氏

 その後、司会者からの質問に答えるかたちで、ロコ・ソラーレメンバーによるトークショーが行なわれた。

ロコ・ソラーレ(LS北見)メンバーによるトークショー
本橋麻里選手
藤澤五月選手
吉田知那美選手

司会者:アンバサダーに就任した今の気持ちは?

本橋麻里選手:私たちは北見市出身だが、北見市の枠を越えて、オホーツクという枠まで広げ、道東をPRしてもよいというお仕事をいただいたことをうれしく思う。(うしろのパネルを見ながら)なにもない町だと思われがちだが、PRできるものがたくさんあるのも道東の特徴。大自然のなかで美味しいものを食べて、みんな笑顔になって、パワーをチャージして、お仕事なり勉強なり頑張っていただける場所。たくさんの方に遊びにきていただきたい。

司会者:最初にこの話を聞いたときはどんな気持ちだった?

藤澤五月選手:正直、「私たちで本当にいいんですか?」という気持ちがあったが、この生まれ育ったオホーツクを少しでもPRするお手伝いができればうれしい。私たちをきっかけにして、少しでもオホーツクに行ってみたいと思っていただける方がいるとうれしい。

司会者:5人とも北見市の出身。オホーツクの魅力、好きなところは?

吉田知那美選手:私のあいさつのときに「この町は本当になにもないよね」とは言ったものの、確かに便利ではない小さな町の集まりだが、不便だからこその豊かさがある。空も広くて、四季によって見せる景色もまったく違う。オホーツクは5kmぐらいなら信号なしにランニングできる(笑)。私たちは当たり前だと思っていたが、当たり前じゃないオホーツクの魅力だと思う。食べても、見ても、空気でも楽しめる、そんなエリアがオホーツク。

吉田夕梨花選手:シーズン中は海外遠征、日本国中をまわっているが、飛行機を降りた瞬間の澄んだ空気が私たちの最高の贅沢。その場にいるとなかなか気付かないことが、外に一回出てみると、そこが贅沢な場所だったんだと気付くのがオホーツク。

鈴木夕湖選手:オホーツクといえば海産物も豊富で美味しいし、農作物も広い大自然で育ったもので、すごく新鮮なものが食べられるので、食べ物に関して魅力的なことがすごく多いと思う。

司会者:一番好きな食べ物や、必ずこれを食べたいというものは?

鈴木夕湖選手:私は「ほたてチーズ」。お土産用もある。

司会者:皆さんにとても関係している施設で、北見市で日本初のある建物として建てられたものは?

本橋麻里選手:「えっ? なんだろう?」と(隣の藤澤選手に)聞いちゃったんですけど、カーリング場ですよね?

司会者:正解。皆さんが普段練習されているカーリングホール。こちらは昭和63年(1988年)に建てられ、現在はアドヴィックス常呂カーリングホールとなっている。当時では日本で初めての屋内の専用カーリング場だった。そこで、ここからはカーリングの話。普段はどんな練習をしている?

本橋麻里選手:今は海外遠征が増えてきているが、国内に帰ってきて、私たちのホームリンクであるアドヴィックス常呂カーリングホールでは基礎練習が主になる。氷上での基礎練習とフィジカルのトレーニングで1日が終わる。氷上の基礎練習は、まっすぐターゲットに向かって滑る練習などをする。大会では修正できなかった部分を、常呂に戻って、リラックスして基礎練習に励む。

司会者:食べ物の面からも気を付けている?

本橋麻里選手:食はアスリートを支える大きなキーポイントにもなる。お米がすすむような、新鮮な、ただ焼くだけで美味しい素材は、私たちの町のまわりにいっぱいある。採れたてのいろいろなものを体に入れて、力を付けている。

司会者:オリンピックのあとの北見市の皆さんの反応は?

藤澤五月選手:町全体がカーリングという競技自体をすごく盛り上げてくれて、カーリングクッキーだったり、カーリングケーキだったり、本当にカーリングの町と宣伝してくださって、私たちを温かく見守ってくださる方が多い。

司会者:普段の練習で心がけていることは?

吉田知那美選手:規則正しい生活(笑)。

司会者:練習ではコミュニケーションもとっていると思うが、コミュニケーションをとるにあたってどんなことに気を付けている?

吉田夕梨花選手:練習中のお昼の時間はチームで一緒にご飯を食べて、普段の何気ないコミュニケーションが、試合にも活かせる。

司会者:北見市で全国で1位の野菜があるが?

一同:たまねぎ。

司会者:タマネギはよく食べる?

鈴木夕湖選手:いただいたり、粉になっているオニオンスープを友達に贈ったりする。タマネギのキーワードのグッズはかなり多い。

「北見市が全国1位の野菜は?」の問いに、たまねぎポーズの藤澤選手
鈴木夕湖選手
吉田夕梨花選手

司会者:最後にオホーツクールのアンバサダーとして、そして選手としての抱負を。

鈴木夕湖選手:オホーツクをアピールするアンバダサー……アンダサー……(一同笑)、ア・ン・バ・サ・ダーになれてうれしい。いま北見市に住んでいて、すごく魅力的なところがいっぱいある地域だと思うし、まだまだ知られていないと思うこともたくさんある。カーリングを頑張って、どんどんアピールしていきたい。

吉田夕梨花選手:オホーツクール自体が2年目ということで、アンバサダーになって魅力をどんどん伝えていきたい。カーリングを通じて北見市が盛り上げっているし、同時にほかのオホーツク地域も一緒に広めていければ。

本橋麻里選手:アンバサダーに就任して、嘘なく(笑)本当にうれしく、ありがたく思っている。これから夏に入るが、北海道の夏はどこよりもいい場所なので、たくさんの方に、梅雨もなく、すがすがしい空の道東を満喫していただきたい。カーリングホールへも、ドライブがてら寄っていただければ。選手としては今後も北見市長の涙をたくさん見られるようなプレイを続けたい。

藤澤五月選手:私たちが何気なく住んでいるオホーツクだが、カーリングを通じていろいろなところに行くことで、改めて地元の空気のよさや食べ物の美味しさ、自然いっぱいの観光名所、まわりの人の温かさをすごく感じる部分が多かったので、少しでもそれを皆さまにお伝えできるように、しっかりやっていければと思う。オホーツクってなんだろうって思っていただいたときに、私たちがしっかり伝えられるようにしたい。常呂のカーリングホールは1年中カーリングができるので、少しでもカーリングをやりたいと思ったら、東京などよりも涼しい北海道に来ていただければと思うし、来シーズンに向けてしっかり結果を残せるチームになっていければと思う。

吉田知那美選手:オリンピックから帰ってきたあとにカーリングブームが起きていると教えていただいて、そのこともあって今回アンバサダーに選んでいただいたと思っている。カーリングも、アンバサダーとしても、ブームに飲み込まれていく地域おこしではなく、私たちが皆さんを巻き込んでいく地域おこしを、“私たち発信”でできたらと思う。オホーツクを発信するうえで、まだまだ発見していない魅力もあると思うので、これから私自身も“私だけのオホーツクの発見”をしていけるように、いろんなところに目を向けて、日本中に魅力を発信したい。(選手として)私たちが強くなっていくことで注目していただくことも町おこしの一つのきっかけになると思う。プレイヤーとして強くなっていくことに焦点を合わせながら、皆さんにパフォーマンスとオホーツクを見ていただけたらと思っている。

「食」「自然」「花」「いももち」「空気」「ドライブ」が魅力のオホーツク

オホーツクの魅力をイラストで表わした「オホーツクール」のパネル
イラストを見ながら検討するロコ・ソラーレのメンバー

 続いて、ロコ・ソラーレメンバーに対する、囲み取材が行なわれ、オホーツクールアンバサダーとして地域の魅力や、カーリング選手としてシーズンの振り返りなどの質問が上がった。その一部を紹介する。

――オホーツクール アンバサダーとしてどんなところをPRしていきたいか

鈴木夕湖選手:やっぱり食が充実しているので、そういう美味しさを伝えていきたい。

吉田夕梨花選手:オホーツクの大自然。私のまわりの友達でも、若い人でもオホーツク、道東に行ってみたい、観光で行ってみたいという声がすごくあるので、若い人たちにも伝わるように発信していければ。

本橋麻里選手:各町でいいところがたくさんあるが、これから夏を迎えて、大空町のひまわりなど、花が見ごろになる。花を見ながら“いももち”を食べるのがお勧め。

藤澤五月選手:空気がすごくきれいということを皆さんに感じてほしい。昨日からこちら(東京)に来ていて、ランニングをされてる方を見るが……(苦笑)、澄んだ空気のなかでトレーニングで走ったりするのは当たり前のことじゃないと感じている。ぜひ皆さんに、澄んだ空気のきれいな大自然のなかでランニングやウォーキングをして、深呼吸してほしい。

吉田知那美選手:休みの日にドライブに出かけて、クルマを走らせて町を巡るのも、北海道、道東ならではの楽しみ方なのでは。だいたい似たような……と思われがちだが、各町で違うお花や食べ物があるので、クルマでまわるオホーツクの旅も魅力。

――顔出しパネルが設置されるとのことだが、自分たちが顔出しパネルになる気分は?

本橋麻里選手:光栄。私たちはスポーツでいろいろなことに携われるチャンスをいただいているので、カーリングを盛り上げつつ、オホーツクには夏ならマラソンやサイクリングなど、「スポーツもあるんだぞ」ということを見ていただきたい。

――(先週終わった)今シーズンを振り返って一言

鈴木夕湖選手:いままでカーリングをやってきたなかで一番長いシーズン。いろいろ大変だったこともあったが、チームで力を合わせて、たくさんの人に助けてもらいながら、成長できたシーズンだったと思う。

吉田夕梨花選手:長いシーズンだったが、ただただ長かっただけでなく、シーズンのなかにたくさんの勝ちもあり、負けもあり、チームで乗り越えた苦労もたくさんあった。オリンピックもあり、代表トライアルも1シーズンに2回あったが、ファンの方などたくさんの方が私たちの目標や夢を後押ししてくれていると感じたシーズンだった。

本橋麻里選手:ときにうれし涙もあり、ときにぶつかっての悔し涙やもどかしい涙もあったが、振り返ってみると、このような長いシーズンを、タイミングの合った5人がその場にいて、それを経験できる瞬間が、人生でそんなにないな、と思う感謝した1年間。オリンピックを機に北見市で盛り上がってくださったり、全国に広がったり、メダルがこんなにも人を笑顔にするツールだという、メダリストにならないと気が付かないこともたくさんあった。自分がやってきたカーリング競技を、より皆さんに知ってほしいという気持ちと、このチームでどんどん邁進していきたい気持ちが強くなったシーズンだった。

藤澤五月選手:オリンピックに出場するのが初めてで、これまで何度も日本代表として世界選手権、アジア選手権に出場したが、オリンピックの力は本当に大きいと感じている。私たちもそうだが、応援してくれている日本中の皆さんが一緒に悔しがってくれて、喜んでくれてというのを、すごく感じたシーズン。改めてスポーツの力ってすごいということを感じた。自分自身がカーリングで勝ちたくて(競技を)やっていたが、皆さんに支えられてここまで来られていることを改めて感じたし、スポーツがこんなにもいいものだと感じるシーズンでもあった。

吉田知那美選手:つらいこともたくさんあったが、今シーズンを振り返ってみると、たくさんのトップカーラーたちと氷の上でプレイ、パフォーマンスし合うことができて、ときには助けてもらったり、氷を離れれば友達としていろんな話をしたり、今シーズンは13カ月という長い期間のなかで、カーリングというスポーツをとおして人生を豊かにしてもらった。人との縁に感謝する1年でもあったので、来シーズン以降も、一瞬一瞬を大切に過ごしていきたい。

――今シーズンの思い出を一つ挙げるとすれば?

鈴木夕湖選手:4月のトロントの大会で、NBAを見に行ったこと(笑)。

吉田夕梨花選手:アジア大会や世界大会から帰ってきて(北見市の辻直孝)市長に泣かれるのはよくあることだが、まったく涙の出ない鈴木夕湖が4年に1度の涙をオリンピックで流していたのが思い出。

本橋麻里選手:オリンピックの開会式のときに、男女で入場行進できたときに、1人で泣きそうになっていた。男子は20年ぶりの出場で、ずっとオリンピック出場を逃していたので、ついにこの日が来たんだとハッとその場で気付いて、ウルッとして入場した。

藤澤五月選手:小さいころからオリンピックが夢だったので、いつもテレビで見ていた開会式の入場を、自分が歩いているのが……言葉に表わせない感覚だった。

吉田知那美選手:オリンピックのときに、3位決定戦が終わったあとにJD(ジェームス・ダグラス・リンド)コーチが涙を隠しながら流していたのを見て、すごくグッと来るものがあった。それと、スタンドのアスリート席で男子の選手が一生懸命、(決勝リーグに進めず)悔しかった気持ちもあるだろうに、私たちの応援歌を即席で作ってくれて、声がかれるまで必死で応援してくれている姿を見て、絶対に決めてやると思った。

――来シーズンに向けての抱負を

鈴木夕湖選手:長いシーズンが終わったので、次のシーズンに入れるように少し休む。オリンピックで銅メダルを獲ったが、正直、自分のなかでは納得いっていない。まだまだ強くなれると思ったシーズンでもあったので、ゆっくり休んで、また力を付けて、みんなで頑張っていきたい。

吉田夕梨花選手:シーズンが終わったばかりで、これという目標はチームでは決めていないが、ここがゴールではないし、オリンピックも一つの通過点。自分たち誰一人として、満足してオリンピックを終えたわけではないので、今シーズンできなかった課題をチームで話し合って、改善して、その先にいい結果が待ってればいいなと思う。ケガをせず、しっかり自分の体に向き合うことも一つの目標。

本橋麻里選手:今のレベルをキープしようと思うと退化になってしまうので、常に進化できるチームでありたいと思う。世界的にカーリングもどんどん進化している。チームジャパンが世界のレベルに引けをとらないぐらいにやれるよう集中していきたい。

藤澤五月選手:ほかの国では、先にシーズンを終えているトップチームが多く、オリンピックを終えて第一線を退く人がいたり、解散して新しいチームを作ったりすることが多い時期。私の大好きだった、ソチオリンピックで優勝したカナダチームの方が一線を退くと聞いて、なにげなく来シーズンもできると思っていたことが、当たり前じゃないと感じている。カーリングができる環境に感謝の気持ちを持って、過去の自分を越えることはもちろん、世界のトップチームと戦えることへの感謝の気持ちを持ってやっていきたい。

吉田知那美選手:パシフィック アジア カーリング選手権 日本代表決定戦のときに、「私たちの強さはなに?」と聞かれて、藤澤が「まだまだこんなものじゃない、と自分たちが思っていること」と言ったそのとおり。来シーズンも、まだまだこんなものじゃないという気持ちを体現できるように努力していきたい。オホーツクもまだまだこんなものじゃないし、私たちもまだまだこんなものじゃない。自分たちの限界をどんどん引き上げていける1年にできれば。