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国際線として日本初の自動手荷物預け機を成田空港が導入
3月30日導入。エールフランス、KLM、大韓航空、アリタリアの乗客が利用可能
2017年2月15日 09:56
- 2017年2月14日 発表
- 2017年3月30日 導入
NAA(成田国際空港)は2月14日、国際線として日本初となる自動手荷物預け機を3月30日に導入することを発表した。第1旅客ターミナル北ウイングDカウンターに設置し、まずはエールフランス航空、KLMオランダ航空、大韓航空の乗客、次いでアリタリア-イタリア航空の乗客が利用できるようになる。
NAAが進めている、手続きを自動化することで手続き時間、待ち時間を短縮する「ファストトラベル」の取り組みの一環。航空会社スタッフがいるチェックインカウンターでチェックインと預け手荷物の手続きの両方を行なうと待ち行列が長くなりがちな点が課題となっており、すでに導入を進めていた自動チェックイン機と、新たに導入する自動手荷物預け機により、Webまたはチェックイン機によるチェックイン実施後、預け手荷物の手続き専用カウンターまたは自動手荷物預け機で荷物を預け入れするという2ステップの行程とすることで、待ち時間の短縮を図る。
自動手荷物預け機は、国内線ではANAが羽田空港に「ANA Baggage Dropサービス」として2015年7月1日に導入。国際線では今回の成田空港での導入が初めて。利用する際に手前で航空会社スタッフがパスポートチェックをして本人確認を行なうが、自動手荷物預け機の使用方法そのものはANA Baggage Dropサービスと同様で、
1. 自動手荷物預け機に預け手荷物を入れる。
2. 手荷物の重量が計測される。
3. バーコードリーダに搭乗券を読み込ませる。
4. 出力されたタグを、手荷物に取り付ける。
5. ドアが閉まり、手荷物が搬送される。
6. 出力された、手荷物の控えチケットを受け取る。
という流れになる。
NAAでは、まず4台を導入。4カ月間の試行後、本格導入を予定している。