JR西日本、城崎温泉駅をリニューアル、11月上旬完成予定

リニューアル後の駅舎外見イメージ

　JR西日本（西日本旅客鉄道）と兵庫県豊岡市は共同で城崎温泉駅の駅舎リニューアルや地域連携の取り組みを行なうと発表した。「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の乗客をはじめ城崎温泉駅に来る旅行者の魅力向上のためで、屋外の待合スペースの設置や城崎温泉の魅力向上を探る検討会の設置なども行なう。完成は11月上旬予定。

　駅舎のリニューアルは「3階建て木造建築」として外観は軒下、壁面上部、腰壁の3本の木質調のラインと白色の壁とのコントラストで街並みと調和させるほか、コンコースは内装はアール・デコ調のデザインを継承、待合室は温泉の浴室内をモチーフとし湯杓や足湯をイメージしたデザインとする。

リニューアル後の待合室のイメージ。湯杓をイメージした椅子と足湯に浸かったようなデザインとなる

　新設設備は、4番のりばホームの上屋の美装化、TWILIGHT EXPRESS 瑞風の乗客専用出入り口の設置、4カ国語案内サインの整備、大型キャリーバッグ対応コインロッカーの設置、無料Wi-Fiの設置、豊岡と城崎温泉の歴史パネルの設置、地域産品販売コーナーの設置など。

　また、共同の取り組みとして、地域の若い力を結集させ、城崎温泉のさらなる魅力向上を探る検討会を発足させる。豊岡市、城崎この先100年会議、JR西日本福知山支社から合計15～20名のメンバーが参加する。

　工事は8月末に着工予定で、11月上旬に完成予定。工事期間中は待合室を閉鎖するほか、現在のコインロッカーを一時的に移設する。

リニューアル後のコンコースのイメージ

屋外の待合スペースとして改修するラウンジ