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JR西日本、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」運行に向けて山陰本線の宍道駅を改修

地元の来待石などを使い、完成は2017年3月頃

2016年9月頃~2017年3月頃 改修工事

改修されることになった山陰本線宍道駅の完成イメージ

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は、山陰本線の宍道(しんじ)駅(島根県松江市宍道町宍道)の改修を7月29日発表した。

 JR西日本は、2017年春から運行を予定しているクルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)」の始発、終着、立ち寄り駅について、乗客に特別なお迎えの演出を提供するため、駅施設の改修などを計画している。

 宍道・松江エリアでは瑞風乗客向けに、たたら操業施設が残る「菅谷たたら山内」の見学と、松平不昧公ゆかりの茶室「明々庵」でのお茶のふるまいを行なう予定で、立ち寄り駅となる宍道駅も、2016年9月頃~2017年3月頃の予定で改修されることになった。

 改修ポイントとしては、瑞風の乗客専用の出入り口が設けられるほか、外観の壁を白くして格子と腰壁に木材を活用、内部ホールでは壁面にガラス材を、床材に地元の来待(きまち)石を活用。駅舎正面入り口付近には、地元の書家である石飛清雲(いしとびせいうん)氏揮毫による駅名板が設置される予定だ。