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JAL、新導入の「エンブラエル 190型機」が伊丹空港に到着
5月10日から伊丹~鹿児島線で運航開始
(2016/4/25 13:59)
- 2016年5月10日 運航開始
4月22日、JAL(日本航空)が新たに導入した「エンブラエル 190型機」(E190型機)が伊丹空港(大阪国際空港)に到着した。
同機はエンブラエルの本社があるサン・ジョゼ・ドス・カンポス(ブラジル)を4月20日17時00分(日本時間4月21日2時0分)に出発。レシフェ(ブラジル)、サルアイランド(カーボベルデ共和国)、バルセロナ(スペイン)、ラルナカ(キプロス)、ドバイ(アラブ首長国連邦)、コルカタ(インド)、ダナン(ベトナム)を経て伊丹空港に着陸した。
ハンガー前には同機の運航を担当するJ-AIR(ジェイ・エア)の代表取締役社長 大貫哲也氏をはじめ、伊丹空港の運航を支える運航乗務員、客室乗務員、整備士、グランドスタッフ、グランドハンドリングスタッフ、間接業務従事者など、JALグループ各社の社員90名あまりが駆け付け、4泊5日、約1万2500㎞のフェリーフライトを経て到着した新型機の到着を祝った。
今回導入されたE190型機の登録記号は「JA241J」で、グループ会社のジェイ・エアが5月10日から伊丹~鹿児島線で運航を開始。6月末ごろを予定している2機目の到着を待って、7月以降から伊丹~仙台線、伊丹~福岡線と順次展開する予定となっている。Webサイトや時刻表の機種は「E90」と記載される。
座席数はエンブラエル 170型機(E170型機)より19席増え95席とするとともにジェイ・エアとしては初の「クラスJシート」を設定。クラスJシートは1-2の3アブレストが5列の計15席、後方80席はエコノミークラスで2-2の4アブレストとなる。全シートからアクセス可能なユニバーサルPC電源を備えていることが特徴となる。
E190型機は2005年から引き渡しが開始されたリージョナルジェット。E170型機のストレッチモデルで、主翼やエンジンなどが大型化されている。これまで全世界で44社が購入しており、2015年12月31日の時点で523機が引き渡されているベストセラー機。国内航空会社ではこれが初導入となる。
E190型機のスペック
全長 36.2m
全幅 28.7m
全高 10.6m
座席数 95席
エンジン General Electric社製CF34-10E
巡航速度 マッハ0.82
航続距離 約4445㎞