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首都高、日本橋周辺の地下化に向けて検討開始

国、東京都、首都高速道路が日本橋周辺のまちづくりと連携

2017年7月21日 発表

日本橋上空を走る首都高

 国土交通省 道路局、東京都、首都高速道路は7月21日、日本橋周辺のまちづくりと連携して首都高の地下化に向けて取り組んでいくと発表した。今後、関係者で計画案(線形や構造、対象区間など)について検討していくとしている。

日本橋周辺地図

 日本橋周辺では首都高が川の上空を通過して周辺景観に与える影響についてさまざまな議論がされてきた。

 首都高は建設から長い年月が経ち老朽化が進んでおり、2014年にこの区間も含めた首都高の大規模更新計画が策定された。また、2016年には日本橋周辺で検討が進むまちづくりの取り組みが、国家戦略特区の都市再生プロジェクトに追加されている。

 発表によると、地元の中央区から、国や都に対して首都高の地下化への申し入れがされるなど、地元の機運も高まっているとし、この機会を捉えて民間の発意によるまちづくりの展開と連携するという。

 首都高を地下化することにより、「国際金融都市にふさわしい品格のある都市景観の形成、歴史や文化を踏まえた日本橋の顔づくり、沿道環境の改善などさまざまな効果が期待される」としている。

発表資料