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国交省、国道17号上尾道路の開通効果を発表
埼玉県央地域から圏央道へのアクセス時間が大幅短縮
2016年8月4日 21:37
- 2016年8月3日 発表
国土交通省 関東地方整備局 大宮国道事務所は、2016年4月29日に開通した国道17号上尾道路の開通後の交通状況を発表した。さいたま市の宮前IC(インターチェンジ)から圏央道 桶川北本ICまでの時間が開通前の35分から20分へ大幅短縮するなど、アクセス改善を挙げた。
今回の開通区間による所要時間の短縮は、宮前ICから桶川北本ICまで、開通前は国道17号経由で約35分、さいたま鴻巣線経由で約25分かかっていた。それが開通した上尾道路では約20分と短縮している。
また、開通した区間の交通量は昼間の12時間(7時~19時)あたり約9100台、その一方で生活道路である上尾市道の交通量が同じ12時時間で2万3200台から1万7000台に27%減少し、そのうち大型車に限定すると2000台から1100台へと45%も減少しているため、「身近な生活道路が安全に」と評価している。
さらに日本赤十字社から血液の搬送時間が短縮したという声も紹介された。日本赤十字社は東松山市IC近くに埼玉製造所があり、大宮駅前にある献血ルームからは従来、生活道路を通行していた。平日18時の例では、県道さいたま鴻巣線経由で約30分かかっていたものが、上尾道路経由では約20分となり約10分の短縮となったという。