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東京・日本橋川沿いに地上52階建てビル着工。首都高地下化に伴う日本橋再開発第1弾。2026年3月竣工予定
ヒルトン最上級ブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」出店
2021年12月7日 18:16
- 2021年12月7日 発表
三井不動産と野村不動産は、東京・日本橋川沿いの再開発第1弾となる「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」を12月6日に着工した。2026年3月末の竣工を予定している。
高架橋が上空を通過する日本橋川周辺の首都高速道路を地下化し、日本橋に“青空”を取り戻す日本橋周辺の街づくりの一環。日本橋1丁目の約3万m 2 の区画に、商業施設や業務施設から成る地上4階/地下1階の「A街区」、住宅や商業施設から成る地上7階/地下2階の「B街区」、オフィスや居住施設、商業施設、ホテル、MICE施設などから成る地上52階/地下5階/塔屋3階の「C街区」の建設を計画している。
メインタワーとなるのがC街区の地上52階建てビルで、街並みに調和する独特なタワー形状。高さ200m以上に位置する居住施設やホテルのロビーからは湾岸エリアや東京タワー方面への眺望を楽しむことができるほか、高層/低層の2か所にオフィスの屋外スカイガーデンを設ける。
また、C街区の地下1階は、整備予定の地下歩道を通じて東京メトロ銀座線/東西線 日本橋駅に直結。また、都営浅草線 日本橋駅改札を整備し、乗り換えなしで羽田空港へ約30分、成田空港へ約60分でアクセス可能となる。将来的には、東京駅 日本橋口から日本橋駅まで地下通路が整備される予定もあり、交通利便性の向上が見込まれている。
A街区は、中央区指定有形文化財に指定されている「日本橋野村ビル旧館」の外観を保存活用。B街区はA街区との一体感ある景観を醸成する。
各街区の低層階には商業ゾーンを形成。加えて、日本橋1丁目のビルディング/COREDO日本橋(D街区)と地上3階と地下1階で新たな連絡通路で接続。D街区内のリニューアル工事も行ない、既存の商業施設との融合した新たな商業空間を創出。
C街区の 5~8階にはMICE施設として国際会議などに対応する計3000人収容の2つの大型ホールや会議室、ビジネス交流機能を設ける。
同じくC街区の39~47階にはヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」が2026年に開業を予定。全197室の客室や、3つのレストラン、ラウンジ&バー「ピーコック・アレー」、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える。