ハワイ現地発

【ハワイ現地発】2025年夏、最新&最旬のハワイ土産。限定レアモノ情報も!

ディーン&デルーカの新色トートバッグ

 2017年11月の開店以来、オリジナルトートバッグが爆発的な人気を博してきた「ディーン&デルーカハワイ」。ワイキキ中心部に位置するロイヤル・ハワイアン・センター店がついに改装工事を終えて、7月24日にリニューアルオープンした。今回の改装のポイントは物販エリアが2倍以上に拡張されたこと。商品のバリエーションが充実し、十分なスペースがあることで買い物もしやすくなった。

開店前から大行列ができる新色トートバッグ
広くなった店内にはオリジナル限定商品も続々と登場している
隣島を含め、選りすぐりのローカルアイテムが並ぶ

 ハワイ3店舗のなかでもこの店舗でしか販売しない限定トートバッグをはじめ、数々のオリジナル限定商品が登場したほか、ハワイ内でもレアとされるローカルアイテムも集結。まさにこの1店舗でハワイのお土産選びが完結する。

入手困難とされた定番トートバッグ(38ドル)や3ウェイトートバッグ(53ドル)も購入しやすくなった。在庫はレジで確認を
ミニトートバッグのなかに収納できるエコバッグ。それごとチャームのようにバッグに付けられる。布製で丈夫で使い勝手もいい

 売り切れる前に手に入れたいのは、ロイヤルピンクの新色限定トートバッグ。初日は開店直後に売り切れ、翌日も朝5時半の時点で大行列となった。太平洋のピンクパレスと呼ばれるロイヤルハワイアンの色合いを感じさせるトートバッグで、「DEAN&DELUCA HAWAII」の文字のまわりが上品なゴールドで縁取られている。これはニューヨークスタイルとのことで、サイズは大小ある(大36ドル、小29ドル)。

ロイヤル・ハワイアン・センター店限定の新色トートバッグ(大36ドル、小29ドル)

 ちなみにフードアイテムには、毎朝焼きたてのもっちりベーグルや、それに挟めるこの店限定の9種類のクリームチーズ、オーダーしてから作る自家製パニーニのホットサンドイッチ、ソフトクリームなども追加された。グラブ&ゴーの持ち帰りスタイルだけでなく、新たに設けられたテラス席で味わうこともできる。

ビッグアイランド・キャンディーズとローレン・ロスのコラボボックス

ローレン・ロスが描いたコラボレーションボックス

 ハワイ島ヒロの旗艦店とアラモアナセンターの直営店しか店舗を持たない貴重なハワイのクッキー「ビッグアイランド・キャンディーズ」。サクサクのショートブレッドの味だけでなく、ギフトボックスの美しさにも定評がある。なかでも、彼らが今月2日に発売したコラボレーションボックスが話題となっている。

2009年にホールフーズ・マーケットのアーティストとしてハワイに移住後、ハワイの著名ローカルアーティストとなったローレン・ロスさん

 日本でも人気のあるハワイのローカルアーティスト、ローレン・ロスがボックスのデザインを描いたのだ。彼女らしい柔らかで明るい色彩のデザインは、店に入ると目に飛び込んできた。コンセプトは、人々の心に夏の陽射しのような明るい希望と元気を届けることだという。

このコラボを祝してアラモアナセンター店のなかにローレンの絵が飾られた

 フレンドリーで優しい彼女の人柄が映し出されたデザインに、“From the Heart”とタイトルを付けたと説明したローレン。今回の作品について「自分自身の人生に大きな変化があった時期で、私のほかの作品より少し大胆でビビッドな色づかいになっています」と話している。

ハワイの自然にも映えるボックスは永久保存版に
同店自慢の味がびっしりと詰め込まれている

 ボックスのなかには、マカダミアナッツ・ショートブレッド(7個)やチョコレートチップ・マカダミアナッツ・ショートブレッド(7個)などに加え、ブラウニーやトフィー、ビスコッティなどがずっしりと詰まっている。贈答品としても十分の価値がある(アラモアナセンター店で59ドル、ヒロ旗艦店およびオンラインショップでは57ドルで販売)。

発売日には子供たちを対象にローレン・ロスと一緒にお絵描きを楽しむ無料コミュニティイベントがアラモアナセンター店で開催された

 ローレンにも小さな子供がいるのだが、このスペシャルボックスの売上の一部は、8月2日から月末までの期間、慈善団体のHUGSへ寄付される。HUGSは、重い病気と闘うハワイの子供たちとその家族が直面する精神的・経済的負担を和らげ、生活の質を向上させることをそのミッションとしている。

ローカルデザイナーアイテム(ロコガールのジャナ・ラム)

オリジナリティあふれるジャナ・ラムのカードケース

 最近のお土産で喜ばれたのがジャナ・ラムのカードケース。ホノルルで生まれ育ったアーティスト兼デザイナーのジャナ・ラム。ハワイの自然にインスピレーションを受け、独特の感性があふれたデザインは唯一無二のもの。自分用もゲットして名刺入れとして大活躍している。色やデザインがバラエティ豊かに揃い、どれも一点もの。

名刺入れとして日々持ち歩いている

 ワイキキのホテルやフードランドファームズなどでも取り扱うほか、あらかじめオンラインでオーダーしておいてカカアコにあるスタジオでピックアップもできる。

周年記念&ショップのオリジナルTシャツ

 何枚あってもうれしいのがTシャツ。なかでも周年記念Tシャツはレア度がグッと高くなるし、着用していてもワクワクするので、機会があれば購入するようにしている。ギフトとしてもかなりの割合で喜ばれる。

 例えば、今年はホクレアが50周年を迎えた。星や太陽、波、風、鳥など自然のサインを頼りに航行するポリネシア伝統航海術による双胴船「ホクレア」。今年3月にその50周年を祝うイベントで販売されたのがこのTシャツ。長蛇の列ができていたが、友人にも贈ったらそうとう喜んでいた。今なら、30ドルでオンラインで購入できる。

ホクレア50周年Tシャツ。長袖などさまざまなデザインが発売された
ショートパンツにも水着の上にサッと着てもいい。やはり海で着たい!

 また、ハワイの老舗豆腐「アロハ豆腐」も今年、注目されている。亀三郎さんと鶴子さんによって歴史が始まった豆腐屋さんで、地元に愛され続け、今年で75周年を迎えた。彼らが守ってきたのは、大豆の旨みを閉じ込めた味わいの豆腐だけでなく、地元コミュニティ。そんな愛にあふれる豆腐工場が今年は周年記念アイテムを続々と作っている。

サーモンピンクの75周年オリジナルTシャツ(18ドル)
色はグレーやグリーンもあり、サイズはSからXLまで

 料金も良心的で、Tシャツ(18ドル)、エコバッグ(5ドル)、豆腐パッケージ入りのキッチンタオル(12ドル)、そして豆腐のフォルムで小さくて強力なマグネット(15ドル)などが揃う。どれもオンラインでオーダーして、ディリンハムにある豆腐工場でピックアップできる。

豆腐パックに入ったキッチンタオル、エコバッグ、マグネット
指先サイズの豆腐マグネットは冷蔵庫などに使える

 このほか、記念Tシャツではないがデザインセンスも着心地も抜群のTシャツがこちら。これはハワイ島の「コナシーソルト」ファームのショップでしか入手できないが、だからこそレア感があり、着るたびに大事な思い出がよみがえってくる。これに限らず何かのツアーに参加した際には記念にTシャツなどのアイテムを買うことをお勧めしたい。

柔らかな生地で、さりげないデザイン、色のセンスもいい!
隣島「ハワイ島」というレア感があるのもうれしい

 最後は、ビール好きの日本の友人夫婦にもプレゼントし、自分でも着古しているローカルブリュワリー「マウイ・ブリューイング・カンパニー」のTシャツ。ワイキキ店にビールを飲みに行った帰りに、併設のショップで買ったもの。同店のメニューに並ぶビールそれぞれのイメージに合わせたデザインがあるので、好きなビールの銘柄を探してみよう(30~35ドル)。

ホップでホヌ(海亀)を表現したビアブリュワリーならではのデザイン
数年間着ているが、型崩れせずにいい風合いになっているので良質◎!

 ハワイ土産は数多くあれど、被らないもの、そして旬なものなら、きっと喜ばれるはず。ここでしか、今しか買えないものを入手して、旅上手、買い物上手になろう。もちろん自分のためのお土産も忘れずに!

大澤陽子

ハワイで発行している生活情報誌「ライトハウスハワイ」編集長。日本ではラジオアナウンサー、ライターとエディターとして活動。2012年にハワイへ移住。新聞やハワイのガイド本などの編集に携わる。ハワイのビーチとビールをこよなく愛している。