8000m峰でも使えるPRO TREKの最高峰モデル「MANASLU PRX-8001YT-7」

カシオ計算機 技術本部 開発推進統轄部 プロデュース部 第一企画室の小島一泰氏

　世の中にあふれる旅行グッズだが、価格やデザインだけで選んでしまってはもったいない。メーカーの担当者に企画コンセプトを聞いてみると、新たな魅力が発見できるかもしれない。

　カシオ計算機はPRO TREKシリーズの最高峰となるMANASLUの新モデル「PRX-8001YT-7」を発売した。同社 技術本部 開発推進統轄部 プロデュース部 第一企画室の小島一泰氏に開発の狙いを伺った。

――開発の経緯を教えてください。

小島氏：PRO TREKは「Feel the Field」をキーワードに、登山をはじめとするさまざまなアウトドアアクティビティーに役立つカシオ独自のセンサーを搭載した時計ブランドです。今回ご紹介するMANASLU（マナスル）は日本人初の8000m峰14座登頂記録をもつ登山家 竹内洋岳氏監修のもと、8000m峰登頂にも使えるPRO TREK最高峰モデルとして開発されました。

――どんな機能があるのでしょうか。

小島氏：このMANASLUは、トリプルセンサー Ver.3により、1m単位の計測精度をもつ高度計測機能、急激な気圧変化をとらえる気圧温度計測機能や方位計測機能だけではなく、世界6局の標準電波を受信し時刻を自動修正する電波受信機能、太陽光や蛍光灯などの光で動くタフソーラー機能も搭載、気兼ねなくアウトドアを楽しめる時計に仕上げました。

PRO TREK MANASLU PRX-8001YT-7

――こだわりのポイントは？

小島氏：8000m峰で使える機能はそのままに、竹内氏の登山経験からヒマラヤの山々の険しく切り立ったナイフリッジと呼ばれる尾根をデザインコンセプトとし、上面がカットされた針や硬質感あるインデックにシャープな造形を盛り込みました。また64チタンベゼルや文字板に雪紋パターンを施し8000m峰の過酷ながら美しい世界観を表現しています。

――どんな人に使ってもらいたいですか？

小島氏：登山される方はもちろん、普段の生活の名でも冒険心を忘れないチャレンジングスピリットをもつ方々にぜひおすすめしたいモデルです。リアルギアとしてこのMANASLUに込めた本物へのこだわりを、ぜひお手に取ってご体感ください。

――ありがとうございました。