旅レポ
海のバリ・森のバリをどっちも満喫! ワンランク上のリゾートホテルでくつろぎの大人旅してきた ~極上の海辺編~
2024年8月27日 12:00
7月中旬に開催されたガルーダ・インドネシア航空主催の視察ツアー。3回目はバリ島編です。
今回は異なるホテルに合計4泊して、時間の許す限りそれぞれのリゾートでの滞在を楽しんできました! ということで、本稿では海辺の極上リゾート2つを紹介します。
今年から運用開始、バリ島の「観光税」
バリ州政府は2024年2月から、バリ島を訪問する外国人観光客を対象に1人あたり15万ルピア(約1380円)の「観光税」を課して徴収しています。
今回のように国内線でバリ島に入る場合、現時点では国内線のターミナル出口には支払い場所がないため、国際線到着ロビーの出口付近のカウンターで支払いをする必要があります。
ヌサドゥアの最高級リゾートホテル「ムリアリゾート」
1つ目のホテルは、バリ島南部ヌサドゥア地区に建つ「ザ・ムリア、ムリア リゾート&ヴィラス」(ムリアバリ)です。ヌサドゥアといえばバリ島でも高級リゾートが集中しているエリア。なかでもここムリアバリは、世界で最も美しいビーチフロントホテルにも選ばれたこともあって、5つ星ならぬ“6つ星”ホテルと称されることも! そして、外資系高級リゾートホテルが多いなかで、ムリアバリはインドネシアのナショナルブランドでもあります。
そんなムリアバリは、東京ドーム6.5個分という広大な敷地に「ザ・ムリア」「ムリア リゾート」「ムリア ヴィラス」というタイプの異なる3つのホテルを展開しています。今回は全6棟・526室からなる「ムリア リゾート」に宿泊してきました。3タイプのなかでは一番大型のホテルです。
利用したのは「シグネチャーオーシャンコート」。バルコニーから大空間の中庭やインド洋が見渡せる素敵なお部屋でした。全室バスタブ付きで、洗面化粧台はダブルシンクでゆったり仕様なのもうれしいポイント。落ち着いたトーンでまとめられたインテリアが気持ちを落ち着かせてくれました。
寝心地のいいベッドで気持ちよく目覚めた翌朝は、日替わりアクティビティのヨガに参加してから(なんて健康的!)朝食会場の「ザ・カフェ」へ。ドリンクもフルーツもスイーツも種類豊富にあって、お料理のジャンルもインドネシア料理や日本食、中華など、各国のものがずらりと並んでいました。
ムリアバリでは、バリニーズダンスクラスやカナンサリ(お供え物)作りなど、バリの文化に触れることができるさまざまなアクティビティが用意されています。なかにはバリ文字のライティングクラスなんていうものも。バリの文字で自分の名前を書くことができるそうですよ。やってみたい!
リゾート内には、地中海料理&アジア料理「ソレイユ」や、広東料理&四川料理「テーブル8」、鉄板焼ビュッフェなどが楽しめる日本食「江戸銀」などレストランもいろいろ。今回はプールサイドにあるソレイユで、6品のディナーコースをいただきましたが、シーフードが特に美味しかったです。
それでは、内見することができたほかのお部屋をご紹介しましょう。まずはムリア リゾートの「ロイヤルスイートビーチフロント」です。バルコニーの正面に見えるのは広大なインド洋。エレガントなインテリアに囲まれてワンランク上の滞在ができそうです。バスタブの置かれた場所が最高ですよね。
続いては、全室スイート仕様で全105室からなる「ザ・ムリア」です。目の前には1kmにわたる白砂のビーチが広がっていて、そのビーチに続くようなオーシャンフロントのインフィニティプールが美し過ぎました!
写真は、広さ105m2の「ザ・バロンスイート」。オーシャンビューとガーデンビューがありますが、お部屋の作りは一緒とのこと。ザ・ムリアはレストランの予約などをお願いできる24時間バトラーサービス付きです(英語対応)。
「ムリア ヴィラス」は、ビーチを臨む小高い丘の上に広がっています。108室ある全ヴィラにプールとガーデンが備わる完全プライベート空間で、一番小さなルームタイプでも505m2もある贅沢さ! とっておきの隠れ家ヴィラは、まさに大人の休日にぴったりといった雰囲気で、ため息しかでませんでした。このムリア ヴィラスも24時間のバトラーサービス付きです。
個人的には、南国の花や植物がいっぱいの中庭と、そこに佇む多彩で美しいプールが一番印象に残ったムリアバリでした。リゾート内にはキッズが楽しめるスポットが充実していてファミリーでの滞在にもオススメです。
バリ島最大の複合型リゾート、アヤナバリ
2つ目にご紹介するのは、ジンバラン湾の切り立った崖の上に90ヘクタールもの広大な敷地を有する「アヤナ リゾート バリ」(アヤナバリ)です。海に突き出た絶景バー「ロックバー バリ」は、もはやバリ島の観光名所となっていますよね。
「アヤナ ヴィラズ バリ」「アヤナ セガラ バリ」「アヤナ リゾート バリ」「リンバ by アヤナ バリ」という4つのホテルがあるアヤナバリですが、今回はそのなかでも一番新しい「アヤナ セガラ バリ」に宿泊しました。
絶景が自慢のルーフトップバー「ルナ」や、2023年に開館したサカ美術館、6月にオープンしたばかりのナイトクラブ「アフターロック」など、アヤナバリの最新情報を中心にたっぷりとご紹介します。リピーターさんも要チェックですよ。
まずは客室から。利用したのは、バルコニーから庭園や中庭の景色が楽しめる「リゾートビュールーム」です。バリ島の精神を表わしているという美しい木目の家具は地元の職人さんの手作りなのだそう。バリニーズ・モダンな雰囲気がとっても素敵なお部屋でした。
アヤナ セガラの最上階にあるルナ ルーフトップバーは、一番印象に残ったスポットです。オーシャンパノラマビューが素晴らしいこのルーフトップバーにはインフィニティプールも! タパスをつまみながら茜色に染まった夕焼けを眺めたひとときが忘れられません。
ディナーのあとは「ロックバー バリ」の姉妹店として6月にグランドオープンした「アフターロック」へ。その名のとおり「ロックバー バリ」を楽しんだあと、さらにナイトライフを堪能したい人にオススメのNEWスポットです。生バンド演奏やDJタイム、ダンスタイムなどのライブエンタテイメントで、バリの夜を心ゆくまで楽しめます。
アヤナバリの大きなウリは、1つのホテルに泊まって、4つのホテルの施設が使えること。例えばリンバに泊まっているゲストも、セガラに行って朝食を食べることができるのです。ちなみにバラエティに富んだレストランやバーはリゾート内に30か所も! プールは14か所もあります。
朝食のあとはサカ美術館へ。先ほどご紹介した「アフターロック」の近くにあります。アヤナバリに宿泊しているゲストは無料で入場できます。
バリには西暦のほかに「サカ暦」という伝統的な暦があります。そのサカ暦の新年にあたる「ニュピ」は、バリ島のヒンドゥー教徒にとって1年で最も重要な日。誰もが家にこもって静かに過ごすのだそう。
なんと空港も閉鎖されて、観光客も外出禁止に! また、ニュピ前夜には「オゴオゴ」と呼ばれる巨大な人形の神輿が町を練り歩く儀式がバリ島各地で行なわれます。
前置きが長くなりましたが、そんなバリ島の“沈黙の日”であるニュピについて学ぶことができるのが、アヤナバリ内に2023年9月にオープンした「サカ美術館」です。展示内容はとても興味深く、特にホールで鑑賞できるムービーは必見。島が完全に静まり返るというニュピの日をいつかバリ島で過ごしてみたい!という夢ができてしまいました。
とにかく広いと聞いていたアヤナバリ。実際に行ってみると、リピーターさんが多いというのも納得のホスピタリティと快適さ、そしてワクワクするコンテンツがいっぱいの一大リゾートでした。
次回は森のバリ編。伝統芸能とアートの中心地ウブドのホテルを紹介します。