旅レポ

ガルーダ・インドネシア航空で行くジャワ島&バリ島! 到着ビザの申請やジョグジャカルタの新空港情報も

ガルーダ・インドネシア航空でインドネシアに行ってきました

 7月中旬、ガルーダ・インドネシア航空主催の視察ツアーに参加して、ジャワ島とバリ島に行ってきました。バリ島は何回か行ったことがありましたが、ジャワ島は今回が初めて。世界遺産・ボロブドゥール寺院の壮大な光景に感動してきましたわ~!

世界最大の仏教遺跡ボロブドゥール

 本稿では、インドネシアへの出発準備からジャカルタ到着までと、ジャカルタから国内線でジョグジャカルタへ飛び、到着するまでのレポート。2019年にできた新しい空の玄関口、ジョグジャカルタ国際空港の写真もたっぷりご紹介します。

インドネシアと日本を結ぶガルーダ・インドネシア航空

インドネシアのナショナル・フラッグキャリア「ガルーダ・インドネシア航空」はスカイチームメンバー

 2024年7月現在、ガルーダ・インドネシア航空が運航中の日本路線は、羽田~ジャカルタ線と成田~デンパサール線(うち週1便はマナド経由)の2路線です。今回は行きが羽田からジャカルタ、帰りがデンパサールから成田という行程でした。

ガルーダ・インドネシア航空の日本路線(2024年夏季スケジュール)

羽田~ジャカルタ・スカルノハッタ

GA875便: 羽田(11時45分)発~ジャカルタ(17時35分)着、毎日運航
GA874便: ジャカルタ(23時50分)発~羽田(翌08時50分)着、毎日運航

成田~デンパサール・ングラライ(バリ島)

GA881便: 成田(11時00分)発~デンパサール(17時20分)着、火曜以外運航
GA885便: 成田(11時00分)発~マナド(16時50分)発~デンパサール(19時20分)着、火曜運航
GA880便: デンパサール(00時20分)発~成田(08時50分)着、火曜以外運航
GA884便: デンパサール(22時35分)発~マナド(翌02時00分)発~成田(08時50分)着、水曜運航

 日本~インドネシア間でガルーダ・インドネシア航空を利用するメリットの一つは、無料受託手荷物の個数制限がないこと。国際線の場合ビジネスクラスは64kg、エコノミークラスでも46kgまで、合計重量がその規定範囲内なら追加の手荷物料金はかかりません。

 さらに、通常の受託手荷物とは別に、一人1セット23kgまでのスポーツギアを無料で預かってもらえます。なんて太っ腹! インドネシアはダイビングやサーフィンが目的の旅行者が多いので、ありがたいサービスですよね。

帰りの成田空港にて。搭乗してきた飛行機にはサーフボードがたくさん積まれていました

出発前の準備いろいろ

こちらはe-VOA申請のPC画面

 現在、観光や商用などでインドネシアへ入国する場合、到着ビザ(VOA=Visa On Arrival)を取得することになります。現地の空港でも手続き可能ですが、混雑状況によっては入国に時間がかかってしまうことがあるので、オンライン(英語)での事前申請&取得がお勧め!

 と、ここで頭に入れておきたいのが申請可能期間です。インドネシア到着の14日前~48時間前までとなっているので、渡航前日に「さぁ、やるか」と思っても遅いのです。ご注意を!

 用意するものは、パスポートの顔写真ページの画像データ、パスポートサイズの顔写真データ、登録用メールアドレス、支払い用のクレジットカード。ビザ代は現地申請の場合は50万ルピア(日本円でも可)ですが、オンラインの場合は手数料が加算され51万9500ルピアとなります。クレジットカード明細を見ると、今回私は5257円でした(1ルピア=0.0102円換算)。

申請完了すると登録したメアドに添付ファイルが送られてきます。印刷して持参しました

 e-VOAのほかに、もう1つやっておくといいのが、出発2日前から事前登録可能な電子税関申告(e-CD)です(日本語対応)。PCまたはモバイル端末で、パスポート情報や利用するフライト情報、滞在するホテル情報、持ち込み荷物に関する設問に答えていくと、最後にQRコードが表示されるので、そのままスクショするか印刷するかすればOKです。

電子税関申告(e-CD)はお金はかかりません

 以上の2つが完了したら、ついでに日本帰国時の「Visit Japan Web」までやっておくと完璧です。

羽田空港からジャカルタへ

チェックインは羽田空港第3ターミナルのLカウンター

 今回の往路で利用した羽田~ジャカルタ線は、午前中に出発して現地に夕方到着する日中フライトです。運航機材はエアバス A330-300型機で、ビジネスクラス36席、エコノミークラス215席の2クラス仕様。日によっては最新鋭のワイドボディ機、エアバス A330-900neoが投入されることもあるようです。

ガルーダ・インドネシア航空でビジネスクラス利用者は「TIAT LOUNGE」を利用可能
エアバス A330-300型機
ビジネスクラスは1-2-1配列の36席
プライベート感ある一人用シート
17インチモニターを備えます
中央2席のペアシート
横のパネルでリクライニング調整
180度のフラットベッドシートになります

 今回私はエコノミークラスを利用しました。個人モニターで楽しめる映画は邦画が数本ラインアップされていたので1本視聴して、あとは寝るか食べるかしていました。

 機内食は1回提供されます。「和食or洋食」でチョイスした洋食は、サフランライスの上にホワイトソースがかかったシーフードドリア。白ワインをリクエストして美味しくいただきました。

エコノミークラスは2-4-2の座席配列
足元の広いエクストラレッグルーム(有料)21.jpg
通常タイプのシートピッチでも86cmあるので余裕でした
個人用モニターは9インチ
足元スペースは広々
ヘッドフォン
座席の下にコンセント
白身魚やエビが乗ったシーフードドリア
おやつに出たバニラアイスがGood!
そろそろジャカルタに到着
ワクワク♪

スカルノハッタ国際空港に到着

インドネシアの首都ジャカルタに着陸寸前。日本との時差はマイナス2時間です

 GA875便は、ほぼ定刻どおりの17時半ごろ、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港に着陸しました。ガルーダ・インドネシア航空は国際線・国内線ともにターミナル3となります。

よく見ると「イミグレーションまで徒歩13分」と書いてあります。結構遠い!

 降機後は日本語表記のある案内看板を見ながらしばらくターミナル内を歩くのですが、しばらくすると右側に「Visa On Arrival」のカウンター。e-VOAを持っているので、ここは素通りします。

ところどころに癒やしのフォトスポット(?)

 そのまま表示導線どおりに歩いていくと、ずら~と並ぶ顔認証ゲート(入国審査)が正面に。数がたくさんあるので、待つこともなくすんなり通過しました。通過直後には、e-VOA申請時に登録したメアドに「インドネシアの一時滞在許可がおりましたよ」という添付ファイル付きのメールが届きました。あとはバゲージクレームへ移動して預けた荷物を受け取る、という流れです。

混雑していたVOA申請カウンター。やっぱりe-VOAを取っておいてよかった!
スカルノハッタ国際空港T3のバゲージクレーム

ジャカルタからジョグジャカルタへ、新空港を見てきた

ガルーダ・インドネシア航空の国内線で古都ジョグジャカルタへ

 ジャカルタからジョグジャカルタへは、1日4~5便ほど飛んでいるガルーダ・インドネシア航空の国内線で移動しました。出発は国際線で着いたときと同じターミナル3。スカルノハッタ空港は思っている以上に大きくて、いろいろ充実している空港なので、移動時間には余裕を持つことをお勧めします。

1時間20分ほどのフライトでは軽食が出ました
到着したジョグジャカルタ国際空港にもフォトスポット
空港で目に留まった祈祷室。インドネシアは約9割がイスラム教徒です

 到着したジョグジャカルタ国際空港は、2019年に一部共用開始され、2020年に全面開業した新空港です。ジョグジャカルタ市内近くにあった旧空港と比べるとボロブドゥールなどの観光地が遠くなってしまいましたが、2023年4月には空港鉄道が開通し、ジョグジャカルタのメイン駅であるトゥグ駅までは35~40分で到着できるそうです。

屋根の部分が印象的な空港
こちらは3階国内線出発エリア
おしゃれなショップやカフェが充実
搭乗ゲート付近には海を模したオブジェ

 ジョグジャカルタ国際空港では、ゲート3Aの向かい側にある「Concordia Lounge」を見学してきました。新しい空港にできたNEWラウンジらしく、明るい雰囲気でピカピカ。広々していてゆったり寛げる空間でした。アルコールはありませんでしたが、インドネシア料理中心の軽食やスイーツがビュッフェ形式で用意されていました。

国内線専用の「Concordia Lounge」
明るくて清潔感ある印象の内装
リフレクソロジーなどが受けられるお部屋も
さまざまなラウンジチェアを備えて居心地のよい空間
ノートPCを広げて仕事できるスペースも。Wi-Fi完備です

 次稿は、ジョグジャカルタで見てきたボロブドゥール寺院やプランバナン寺院群、宿泊したホテルなどをご紹介します。

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。