旅レポ
GoProで夏のアクティビティを撮る! SNSに合わせてアスペクト比は縦横自由自在
2023年6月16日 06:00
アクションカムの「GoPro」が開催した2泊3日の撮影体験会に参加してきた。
舞台は沖縄県・小浜島。今回は、2022年9月に登場した「GoPro HERO11 Black」と、さまざまなマウントやアクセサリ、GoProで撮影した動画の編集やGoProの操作ができるアプリ「Quik」を使用した。
水がかかりやすいマリンアクティビティでの使用感を試すことができたうえ、GoProを水に浮かせるアクセサリを使って、シュノーケリングでの水中の様子も撮影してみた。海や川での水遊びが楽しみな夏を目前に控えた今だからこそ、海辺ならではのGoProの活躍をぜひ参考にしてみてほしい。
「HERO11 Black」なら動画のアスペクト比も自由自在
「HERO11 Black」では、従来よりも大きな新型センサーが搭載されており、史上最高の解像度と10bitカラー深度、手ぶれ補正、広い視野角を実現している。この1/1.9インチセンサーにより、最大5.3Kの解像度で10億色以上を表現する10bitカラーのビデオを60fps/秒で撮影できるほか、目で見た光景に近いリアルな写真を27MPで撮影できる。
またこの新型センサーは、アスペクト比8:7のビデオ撮影ができるようになっている。InstagramのストーリーズやTikTokへの投稿に最適な9:16の縦長ショットから、YouTubeや大画面にぴったりの16:9のシネマティックショットまで、Quikアプリを使ってさまざまなアスペクト比に変更可能だ。
横長で撮影した映像を縦長にしたい場合、ただ切り取ってしまうと中央部分しか残せず画質が下がってしまうが、HERO11はセンサー自体が正方形に近いため、解像度をあまり犠牲にせずアスペクト比を変えられる。最近はあらゆるSNSで縦長動画の投稿形態が人気を集めており、SNSユーザーやクリエイターには非常にうれしいポイントだ。
撮影した動画を編集する際は、「Quik」アプリを使用する。人気の機能である「QuikStories」では、使いたい素材を選択するだけで、自動的に“いい感じ”のシーンが選ばれて好きな尺のムービーを作ってもらえる。本格的なVlogを作る際は自分でもシーンを探して手を加えるとして、予告編やプロモーションビデオをサクッと用意したいときに「QuikStories」が最適だろう。
沖縄県・小浜島で海を満喫
今回の舞台は、沖縄県・小浜島。「星野リゾート リゾナーレ小浜島」(沖縄県八重山郡竹富町小浜2954)を拠点に、さまざまなマリンアクティビティと海辺でのゆったりとした時間を満喫した。本ツアーのあとすぐ、小浜島は梅雨を迎えたので、晴天の海を楽しめるぎりぎりのタイミングだった。
小浜島は八重山地方の離島で、石垣島からフェリーで約30分でアクセスできる。NHKの朝ドラ「ちゅらさん」の舞台にもなった島で、サトウキビ畑や国内最大の珊瑚礁「石西礁湖(せきせいしょうこ)」が広がる沖縄らしい景観が魅力だ。
陸上でGoPro最新モデルを使ってみる
GoPro公認の映像クリエイター・GoProファミリーとして活躍する「YASU Family」と、GoProの山下泰広さんからレクチャーを受けたあとは、操作に慣れるため、ホテルの敷地内を移動できる電動モビリティを体験した。
電動キックボードのハンドル部分にGoProを取りつける。ここでポイントになるのが、GoPro用に展開されるさまざまなアタッチメントだ。自転車や電動キックボードのハンドルにGoProを装着して撮影する際に最適なのは、「ハンドルバー/シートポスト/ポールマウント」となる。カメラの付け根部分を回すことができるので、カメラを自分の方に向けて自撮りをすることも、外側に向けて走行中の風景を撮影することもできる。
このほかにも、水陸両用で伸ばせるアームや三脚になる「3-Way 2.0」、ペットの背中にGoProを付けられるハーネス、胸にGoProを付けられる「Chesty」など、あらゆる取り付け方を実現するアタッチメントが豊富にラインアップされている。
なお、陸上でGoPro撮影を行なう際に便利なアタッチメントとして「Volta」がある。バッテリーグリップとしてGoProを充電しながら撮影することが可能で、単体では最長約4時間の稼働時間を3倍に増強できるアイテムだ。Vlog撮影などで1日中GoProを使いたいとき、必ずしも頻繁に充電できる環境が整っているとは限らないが、Voltaがあれば安心して外出できる。
ただ、Voltaを装着する際はGoProのUSB Type-Cポートが露出する形になるため、水中で使うことはできない点に注意してほしい。水辺でも使う予定がある日は、水中使用に対応したアタッチメントと、USB Type-Cが露出しない形状のサイドドアを忘れずに持ち歩くようにしよう。
沖縄県「星野リゾート リゾナーレ小浜島」が今回の拠点
今回滞在した「星野リゾート リゾナーレ小浜島」は、小浜港からシャトルバスで10分ほど。広大な敷地の60室のヴィラタイプの客室が点在し、すべてスイートとなっている。室内には小浜島を表現したグラフィックウォールが設けられており、島でのんびり過ごすヤギや海中を泳ぐマンタ、小浜島の中央に位置し島内で最も標高が高い「大岳」などが描かれている。
ホテルに到着したあとは、テイクアウトかデリバリーのみで楽しめるランチボックスで昼食をとった。ランチメニューは、カレー、炙りソーキ、タコライスのなかから選ぶことが可能で、今回はタコライスを選択した。ホテル内のレストランで作られたものを受け取れるため、テイクアウトでも温かい食事を楽しめる。
なお、同ホテルのビュッフェレストラン「Ooli Ooli(オーリ オーリ)」は、ラグーンプールに面していて移り変わる景色を眺めながら食事ができる。朝食と夕食はレストラン内でとることができて、ジーマミー豆腐や黒糖フレンチトーストなど、沖縄らしいメニューが盛りだくさんだ。なかでも人気なのは、石垣島で愛されているマリヤ乳業のミルクと小浜島の黒糖がコラボした「小浜ソフト」。濃厚なミルクの奥にほんのりと黒糖が香るのが特徴で、毎朝の楽しみになっていた。
朝食の黒糖フレンチトーストも、目の前で温めてもらえるお勧めのメニューだ。チョコレートが入ったクロワッサンや、いちご味・抹茶味のメロンパンも用意されており、朝から甘党にもうれしいラインアップとなっている。
次回は、実際にGoProを使ってマリンアクティビティの撮影を体験した様子をお届けする。