旅レポ
2泊3日で韓国ソウルの最旬エリアに行ってみた! 鉄道を乗り継いでグルメに買い物、夜の飲み屋街。新名所「THE現代ソウル」も
2022年12月29日 00:00
交通カード「Tmoney」を握りしめ、地下鉄を最大限活用して、新たな韓国“セロ韓”(セロ=新しい)を満喫する2泊3日のツアー。2日目午後は、カフェ通りでひと休みしたあとに、社会現象となった「THE現代ソウル」へ(⇒1日目、⇒2日目午前)。
さらに最新のショッピングエリアを訪れたあとは、若者からビジネスマンまでが集うディープな「乙支路ノガリ横丁」、と振り幅の広さがポイントのスケジュール。屋外ビアガーデンエリアでノガリを割きながらビールとスープトッポギで乾杯! さらに帰国日も朝から釜山名物を頬張って、フライト直前まで楽しみ尽くす、本気のガッツリコース後編をお届けします。
カフェ「LOWIDE COFFEE BAKERY」で一休み。人気の塩パンとアインシュペナーでゆったりブレイク
ランチのあとは、健康づくりの大公園として整備された「ソウルの森」でしばしお散歩。軽く散策後は、すぐお隣の観光名所「ソウルの森 カフェ通り」へ。芸能事務所・SMエンタテインメントが近くにあり若者たちも多く、さらにビジネスマンも食事がてら訪れるので、常に賑わっているエリアです。
韓国の人たちはパンやパスタが大好き! ということで、通りにはイタリアンやベーカリーが数う多く立ち並んでいます。ショートブレイクで訪れた「LOWIDE COFFEE BAKERY」(685-290 Seongsu-dong 1(il)-ga, Seongdong-gu, Seoul)も「塩パン」(4000ウォン、約400円)やクリーム入りの「クリーム塩パン」(5000ウォン、約500円)が美味しいと評判のカフェ。ペイストリー系も充実しているので、お気に入りを頬張って。
2021年開業の新名所「THE現代ソウル」へ。日本未上陸の注目ブランドからソウル土産をチェック!
カフェで一休み後に向かったのは「汝矣島駅」直結の「THE現代ソウル」(108 Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, Seoul)。2021年オープンし、8万9100m2の敷地内にはブランドショップをはじめ韓国の最新アイテムが勢揃い。同市最大級のデパートは、オープン当初は社会現象になるほどだったとか。
そんな最新トレンドが集まる「THE現代ソウル」のなかでも注目したいショップをピックアップ。まずは日本未上陸のスウェーデン発「ARKET」。ファッションブランド H&Mの新業態店舗で価格は比較的高め。洗練されたアイテムはファッションから雑貨まで幅広く取り扱っています。
ビジネスアイテムやトラベル関連のアイテムも揃うので、旅先で補充するなら流行をしっかり押さえた同店がいいかも!? 店内にはカフェも併設し、お買い物の合間に休憩もできますよ。
続いては、洗練されたセレクト雑貨が話題の「INNOMETSA」へ。こちらも北欧をイメージした店構えでワールドワイドな品揃えが自慢。カラフルなKINTOのランブラーに、HAYのお箸やエコバッグ。キュートなぬいぐるみまで、店内を歩けば必ずお気に入りがみるかる、そんな雰囲気。
もちろん、韓国ならではのお土産も。お勧めは韓国ブランド Collins「インセンススティック」(1万3900ウォン、約1390円)。スライド式のトレイのなかにスティック70本とクリップがセットになっているので、その日からすぐに香りが楽しめます。価格もリーズナブルでお土産にもぴったり。香りも5種で「オーチャード・ソイル」や「サンダルウッド」「アクア」などがあります。
さらにクリスマス気分を味わえるとっておきスポットも紹介しましょう。期間限定イベントが開催されるガーデンエリア「LA GRANCE」では、現在特大ツリーを始めフォトスポットやホリデーシーズンならではのお菓子が購入できるイベントを開催。
ツリーにはベアがデコレーションされ、たくさんの人が撮影を楽しむ姿が。さらに周囲の小屋のなかもフォトスポットに。物語のなかに入ったような映え写真が撮れると行列ができるほど大盛況でしたよ。
夜の飲み屋街デビューは「乙支路ノガリ横丁」がベスト! ノガリをちびちび、ビールで乾杯!
弾丸旅2日目のディナーで向かったのは韓国らしさあふれるビアホール街「乙支路ノガリ横丁」。「乙支路3街駅」から徒歩すぐの同エリアは、もともと工場勤めの人々が集う飲み屋街でした。
スケトウダラの幼魚を乾燥させたおつまみ「ノガリ」を肴にリーズナブルにお酒を飲むスタイルが近年脚光を浴び、仕事帰りのビジネスマンから学生も集う人気スポットに進化。路上には簡易の机と椅子がずらり。平日でもお酒を楽しむ人々で溢れかえっています。なお、一体エリアは「ソウル未来遺産」にも認定されているんですよ。
訪れたのは「満船HOP 本店」(19 Eulji-ro 13-gil, Jung-gu, Seoul)。同エリアに3店舗ほどお店を構えているのですぐに分かるはず。まず注文したのは「ノガリ」(1匹1500ウォン、約150円)。手で皮と身を分けつつ割いてコチュジャンとマヨネーズを付けて味わいます。噛むほどにスケトウダラの旨味がじわ~。口寂しいときについつい手が伸びます。
「ツブ貝の辛和え(乙支路コルベン)」(2万7000ウォン、約2700円)と「ニンニクチキン」(1万9000ウォン、約1900円)は、同店の人気メニューなのでぜひオーダーを。ハチミツをつけて食べる「チーズボール」(1万2000ウォン、約1200円)に「スープトッポギ」(1万6000ウォン、約1600円)もプラス。「スープトッポギ」はふわふわ食感のトッポギとアツ辛スープで体の芯からあったまる味でした。
ちなみに、現地情報によると韓国流のディナーマナーとして、食べ終わったらさくっと退店。そしてデザートへ!がスマートだそう。日本のようにだらだら飲むスタイルではないので、さくっと飲んで食べて、次へハシゴ(デザートor2軒目)がよいそうです。
出発日も朝から行動、時間いっぱいまで韓国ごはんを頬張るなら「デジクッパ」!
出発日の朝はのんびりと行きたいところですが、限界まで韓国を満喫したい! そして美味しい現地ご飯を食べたい!という欲張りさんには、24時間オープンの「トンスベク 弘大直営店」(56 Hongik-ro 6-gil, Mapo-gu, Seoul)をご紹介。
こちら人気チェーン店で釜山名物「デジクッパ(豚肉スープ)」が味わえるお店。価格もリーズナブルで、いつ行ってもOKなんて、イイことづくしですよね。ちなみに宿泊した「L7 弘大 by ロッテ」から横断歩道を渡ってすぐでした。
もちろん名物の「デジクッパ」が味わえる定食「トンスベク(デジクッパとポッサムのセット)」(1万2000ウォン、約1200円)を注文。プラスして巨大な餃子が自慢の「手作り餃子スープ」(8500ウォン、約850円)も。美しく並んだキムチたちを眺めつつしばし待ちます。
セットメニューが到着! まずはスライスされた豚を煮込みつつ、あつあつの「デジクッパ」をひと口。じんわりと優しい豚骨スープの味わいが朝イチの胃に広がり「早起きして来てよかった~」と実感。続けてサンチュに煮えた豚肉とコチュや味噌、ご飯を入れてパクリ。巨大な自家製餃子をもりもり頬張って、朝から満腹に。
食事後はそのまま仁川国際空港へ直行! 10時台出発のセントレア&成田行きでも余裕でした
なお、スーツケース片手に来店し食事後、すぐに弘大入口駅へと向かい7時台の列車で仁川国際空港へ。10時35分発セントレア行きの大韓航空KE741便、そして成田国際空港行きのKE703の2班に分かれて帰国の途につきましたが、ともに余裕のスケジューリング。
空港内のお土産などを購入する時間はありませんでしたが、「2時間ですぐにまた来れる!」と考えれば問題なし。地下鉄と徒歩を駆使した今回の旅、かなり実践可能なルートなので、ぜひ韓国旅の参考にしてみてくださいね!
ちなみにセントレアでは、パスポートを取得・更新して(失効後の再発行も含む)、セントレア発着の国際線を予約した人を対象に、抽選で100名にAmazonギフトカード1万円分をプレゼントするキャンペーンを実施しています(12月19日~2023年3月19日)。パスポートをまだ持っていない・失効してしまったという人も、今回のツアー行程に興味が湧いたら、パスポートを手に入れて、韓国の今を体感しに行ってみてはいかがでしょうか。