旅レポ
初めてだけど、故郷気分。フィジーで笑顔と心に触れる旅を楽しむ
2019年6月28日 06:00
フィジー政府観光局は、バイヤーならびにメディア向けに6泊7日のFAMツアーを行なった。前半は「Fijian Tourism Expo 2019」、後半は各エリアのホテルや離島の隠れ家的ホテルなどを視察。今回は後半のエリアやホテル視察の様子をレポートする。
フィジーへはフィジー・エアウェイズを利用。21時25分発、翌日の朝9時05にナンディ国際空港に到着する成田国際空港発の直行便FJ350だ。火曜日、金曜日の夜に出発するため仕事帰りにフィジーへと旅立つのにぴったり。
機内に乗り込むと、エコノミークラスの座席にはタパ柄と呼ばれるフィジーの伝統的な模様をあしらったブランケットとピローがセットされていた。ホワイトにピンクの文様でとてもかわいらしい。定刻どおりに出発し、機体が安定したタイミングでドリンクとミールをサーブ。チキンとベジタリアンパスタのどちらかが選べ今回はパスタをチョイス。「Fiji Water」を飲みながら一足先にフィジー気分に。
ナンディ国際空港に到着し、ココナッツ&冷たいおしぼりでリフレッシュ。今回滞在したのはオープンしたばかりの「Pullman Nadi Bay Resort and Spa」。空港から約7kmの距離でフライト前後に便利な立地、236室の真新しい客室のすべてにバスタブ付き、そしてフィジーのお土産の定番である「Pure Fiji」をアメニティに採用。3つのプールはワイロアロア・ビーチに面し、カバナに寝転がりながらサンセットやサンライズを楽しめる。エントランスはモダンでアートな空間で、ローカルからインターナショナルアーティストの作品を展示。フィジーのすべてを表現したアートなどもあるのでぜひじっくり鑑賞しよう。
宿泊したのは「スーペリアルーム」。約35m 2 のゲストルームにはキングベッドを配置。バスタブとシャワールームを完備。アメニティは「Pure Fiji」で統一しておりココナッツの香りで満たされる。「Dilmah」の紅茶も各種用意。ポットやミネラルウォーターもあり、ターンダウンのサービスを受けることができる。また、歯ブラシセットから裁縫セットまでたっぷりのアメニティも用意と至れりつくせりだ。
夕食はタイ料理専門の「KAH」にて。タイ出身のシェフが生み出す本場の味を堪能できる。オーストラリアやニュージーランドではタイ料理が人気で、それゆえにタイ料理を提供しているそう。パッタイやグリーンカレーにチリソースで味わう鳥のから揚げなどどれを味わっても抜群。ほかにもロビー中央にあるバーやヌードルなどが味わえる「DANDAN」など飲食施設を併設。朝食は「MAGITI」で、波の音を感じながらゆったりとした気持ちで1日のスタートを切ることができるはず。
なお、「Fijian Tourism Expo 2019」(関連記事「フィジー政府観光局、ナンディで観光商談会『Fijian Tourism Expo 2019』開幕。ブラスピリットあふれるブースとバイヤーが集まる」)開催エリア周辺には老舗リゾートホテルが隣接。「The Westin Denarau Island Resort&Spa」や「Sheraton Fiji Resort」「Sofitel Fiji Resort&Spa」などが立ち並ぶ。どのホテルも海に面しており、プールサイドでゆったりしながら海を眺めることができる。
ポートデナラウから高速船で隠れ家ホテル&ビーチを満喫
滞在ホテルから約20分ほどで到着する港「ポートデナラウ」から「South Sea Cruises」を利用し、「TOKORIKI ISLAND RESORT」へ。港からは約1時間の船旅となるが、周辺の島々に立ち寄りつつの移動のため、あっという間に到着する印象。船内の冷房の効いたラウンジやオープンスペースも楽しい。
トコリキに到着すると、小舟に乗り換えてリゾートへ。桟橋に近付くにつれてスタッフたちの美しいハーモニーが聞こえ滞在への期待が高まる。この日訪れた「TOKORIKI ISLAND RESORT」は、全36戸のヴィラのみで構成された大人のためのラグジュアリーリゾート。到着すると「Welcome Home」と声をかけられ自分の家に帰ってきたようなあたたかな気持ちになれる。ドリンクと冷たいお絞りを渡されロビーエリアへ。ここでは完全にプライバシーを守ることが約束されており、テレビやWi-Fiも客室にはない。本当に静かに休暇を楽しみたいゲストが訪れるべき場所なのだ。
見学した「Beachfront Pool Villa」は、ハネムーナーやカップルにお勧めの1室。最大2名までとまさに大人のためのヴィラ。目の前のプールの先には海があり、部屋からダイレクトに向かうことができる。客室は伝統的なフィジーアンスタイルを採用、建物全体はもちろんベッドなどの家具にもフィジーらしさが散りばめられている。
同じトコリキには「Sheraton Resort&Spa, Tokoriki Island」も。ファミリー向けの部屋の「Island Breeze」や「Beach Front」などがあるので、家族で滞在をするならばこちらへ。
この日の宿泊はマロロライライラ諸島の「Musket Cove Island Resort&Marina」。公園と思うほどの広大なエリアにはヴィラが点在。ファミリーで楽しめる「Garden Villas」から大人向けの「Lagoon Bures」までを用意。星空も抜群に美しく、空を見上げるとミルキーウェイが見えるほど。天体観測が自然にできてしまうロケーションだ。
ロングステイのためのキッチンをヴィラ内に完備。一通りの食器なども揃っている。なお、キッチン台の上にはホームメイドのココナッツ&ライムクッキー。サクサク&ココナッツ感で何枚でも味わえる。
翌日は、ホテルからチャーター船で「Mala Mala Beach Club」ヘ。「South Sea Cruises」の運営するビーチアイランドとなっており、ナンディやデナラウからも約25分と日帰りでビーチを堪能できる人気の島だ。「ポートデナラウ」などからの1日券で169フィジードル(約8450円、1FJD=約50円換算)、指定の離島のホテルからも199FJD(約9950円)。価格にはタオルとアクティビティなどの道具の無料貸出も含まれている。ドリンクと食事は別会計。無料エリアもあるが比較的価格もお手頃のためデイベッドや自分専用のカバナを利用するとさらに滞在が充実&便利になる。バーカウンターでオーダーしたのは「MY FIJI COCKTAIL」(28FJD、約1400円)。地元のウォッカやココナッツ、ラムなどを使ったトロピカルな味わいが特徴だ。