旅レポ
青い海と自然に囲まれた魅惑の島、インドネシア・スンバ島への旅(その1)
ガルーダ・インドネシア航空の直行便でインドネシアへひとっとび編
2018年7月11日 00:00
インドネシアのスンバ島にあるホテル、「二ヒ・スンバ」とガルーダ・インドネシア航空によるプレスツアーに参加して、初めてのインドネシアを旅してきた。
スンバ島と言われても、いまいち場所を想像しにくいかもしれないが、バリ島から東へ約400kmほど離れたところに位置する自然豊かな島だ。ホテル滞在中には、トレッキングやフィッシング、SUP(Stand Up Paddle)など、ホテルを取り囲む雄大な自然と海を満喫できるアクティビティを体験したので、その様子をお届けする。
さて、日本からスンバ島に行くには、バリ島を経由して行く方法が一般的。まずは、ガルーダ・インドネシア航空が運航する、成田国際空港発バリ島・デンパサール空港(イ・グスティ・ングラ・ライ国際空港)行きの直行便GA881便で、インドネシアへ。
ガルーダ・インドネシア航空の直行便で日本からインドネシアへひとっとび
インドネシアのフラッグキャリアであるガルーダ・インドネシア航空は、現在世界22の地域とインドネシア国内68都市を結んでいる。日本からバリ島へは、成田空港/関西国際空港からバリ島への直行便を毎日運航中だ。
今回搭乗したGA881便は、成田空港を11時に出発して、デンパサールに現地時間の17時40分に到着する運航スケジュール。時差は日本からマイナス1時間だ。チェックインは出発の1時間前までに済ませておく必要があるので、当日は余裕を持って2時間前に第1ターミナル北ウイング「F」カウンター(6月1日から「A」カウンターに変更)で座席の確認や荷物の預け入れなどチェックインを済ませた。
ちなみに、ガルーダ・インドネシア航空の受託手荷物は、ファーストクラス/ビジネスクラスが64kg、エコノミークラスでも46kgまで個数制限なく無料で預けることが可能。さらに、受託手荷物とは別にスポーツ用品(サーフボードやゴルフバッグ、自転車など)も1人1点23kgまで無料で預けることができるので、現地で買い物やアクティビティなどを思いっきり楽しめるのも大きなポイントだ。
さて、手荷物検査と出国手続きを済ませ、いよいよ26番搭乗口から機内へ。成田~デンパサール線で使用している機材は座席数314席(ファーストクラス8席、ビジネスクラス38席、エコノミークラス268席)のボーイング 777-300ER型機だ。
今回の旅ではビジネスクラスを体験したのだが、機体後方にあるエコノミークラスから紹介しよう。エコノミークラスは、茶色のシートにヘッドレストカバーやピローの鮮やかなブルーがとても印象的だ。配列は3-3-3で、シートピッチは81cm、9インチの個人用モニター付き。アメニティはソックス、耳栓、アイマスクなどを用意している。
続いてビジネスクラス。全38席あるビジネスクラスは1-2-1の配列で、どの席からも通路に出ることができるスタッガードシート配列を採用している。シートはフルフラットにできるほか、マッサージ機能付き。リクライニングも自分の好きな角度に細かく調整できる。シートベルトは3点式ベルトだ。
荷物をしまって落ち着いたところで、まずはシートに座ってみた。ビジネスクラスはシートピッチ109cm、シート幅54cm。身長153cmの記者には十分すぎるくらいの広さだ。ゆったりとしていて、座りごごちもとてもよい。テーブルは13インチのノートPCがはみ出さずに置くことができるくらいの大きさ。USBポートやユニバーサルAC電源は足元にあり、機内Wi-Fiも有料でつなげることができる。
ビジネスクラスでもらえるアメニティの中身は、アイマスクやスリッパ、耳栓、歯ブラシのほか、ボディローションやクリーム、リップバウムが入っている。ボディローションなどはクラランス化粧品のものでとてもよい香り。アメニティが入っているポーチもシンプルな色合いで、持ち帰って小物入れとしても使いやすそうだなと感じた。
個人モニターは15.4インチのタッチパネル式。機内エンタテイメントは映画や音楽、ゲームはもちろんだが、「BBC WORLD NEWS」「NHK WORLD PREMIUM」などの8つのテレビ番組がリアルタイムで見られるライブTVを放送している。ちなみに、映画やドラマなどの字幕は、インドネシアの航空会社らしくインドネシア語が多いが、映画によっては日本語や英語、フランス語、ドイツ語なども選択できる。
シェフ・オン・ボードの機内食
離陸してしばらくすると、機内食サービスがスタート。成田~デンパサール線では昼食のほか、ビジネスクラス以上では到着の約2時間前に軽食が提供される。昼食は洋食/インドネシア料理か和食のどちらか選べるのだが、事前にCAが食事の内容を確認しに来てくれるので、メニューを広げて決めておくとよいだろう。記者は洋食/インドネシア料理にしたのだが、テーブルには白いリネン(麻)のテーブルクロスが敷かれナイフとフォークを準備してくれる様子に、「まるでホテルの食事みたい!」とわくわくした気分になった。
それもそのはず、ビジネスクラス以上で提供する機内食は専門のシェフが機内で腕を振るう「シェフ・オン・ボード」を採用。大きなお皿に一品ずつ丁寧に盛り付けされた料理が運ばれてくるので、食べる側も楽しみながら食事ができるのだ。
記者が選んだ洋食のメニューは、前菜「スモークサーモンのテリーヌ クランベリーソース」、主菜「牛肉のグリル セムールソース ジャスミンライス 野菜」、デザート「温かいリンゴとバタースコッチプティング バニラアイスクリーム添え」。そして食後には温かいコーヒーをチョイス。彩りもよく、程よいボリューム感の食事に大満足だった。
食事が終わると、照明が落とされてしばしリラックスタイムに。ふと天井を見上げると星空のような演出がされていて、機内はとても落ち着いた雰囲気。記者も機内エンタテイメントを楽しみながら到着までのんびりと過ごした。
もし、到着までの間にお腹がすいたら、ぜひ軽食をオーダーしてみよう。日本食が食べたくなったら海老天ぷらうどん、インドネシア料理が食べたくなったらビーフ、チキン、魚のすり身のサテ、さっぱりとしたものが食べたくなったら新鮮なフルーツなど、さまざまな軽食を用意しているので、試してみてはいかがだろう。
そうこうしている間に、バリ島に近づいたGA881便。窓の外を見ると海しか見えなかった景色が変わり、山々が雲の隙間から顔を出していた。バリ島まではもう少し。
日本から約6時間45分、ガルーダ・インドネシア航空が運航する成田~デンパサール線の直行便であっという間にバリ島に到着した。少し長めのフライト時間も、足を伸ばしてのんびり過ごせるビジネスクラスでとても快適な空の旅を過ごすことができた。
バリ島はハネムーンの旅行先としても人気があるからか、この日のGA881便にはカップルの姿も。シートを選ぶ目的はさまざまだが、隣り合う席で一緒にくつろげるビジネスクラスはカップルや夫婦にもお勧めだなあと感じた。
また旅行に来たら、到着した初日から楽しみたいと考える人も多いはず。今回搭乗した成田~デンパサール線の往路の到着時刻は17時40分。現地で遊べる時間も十分残っているので、ホテルに荷物を預けてから夕食に出かけたり、街を散策したりとナイトライフを楽しむのもよさそうだ。
次回はスンバ島と滞在したホテルを紹介する。