旅レポ

バニラエアの成田~石垣線の初便に乗って石垣島に行ってきましたの

待ち望んでいた路線の初便に搭乗することができました

待望のリゾート路線が就航ですの

 バニラエアは7月1日、東京(成田)~石垣線を就航しました(当日のセレモニーの様子はこちらの記事「首都圏と石垣島を結ぶ初のLCC便。バニラエアの成田~石垣線が運航開始。運賃は7480円から」で)。LCCの首都圏から石垣島への就航は今回が初めて。個人的に「あったらいいなぁ~」と待ち望んでいた路線だっただけに、初便搭乗という願ってもない機会をいただけて大感激ですわ~♪ ということで、搭乗から機内の様子、新石垣空港から市内中心部へアクセスするまでをお伝えしようと思います。

さっそく石垣島で着ようと思いますの

 搭乗ゲートで受け取ったのは、水着をメインとしたアパレルブランド「ALEXIA STAM(アリシアスタン)」とバニラエアのコラボTシャツ。正直まったく知らないブランドだったのですが(汗)、若い女の子グループが「わー♪ アリシアスタンだ~!」と喜んでいたのを見逃さなかったゆきぴゅーは、石垣島でさっそく着ようと心に決めたのでした。さわやかな水色のロゴ入りで、しっかりした生地の着やすそうなTシャツですの。

バスで移動して飛行機へ。ワクワク♪
整備関係者の皆さんが手を振ってくれています

 ほぼ満席となった石垣行きJW811便は大幅な遅れもなく10時過ぎに出発。離陸前には就航を祝う放水アーチを受けて初便ムードが盛り上がりました。そしてこの日は那覇市、豊見城市、沖縄市、読谷村と全員が沖縄県出身のCA(客室乗務員)さんだというちょっとうれしいアナウンスもありました。

「2時間55分の空の旅を一緒に楽しんで参りましょうね!」

初便をお祝いしての放水アーチ
洗車機を通っているような感じ
青い空にバニラエアのメインカラー、イエローが映えてカッコいい!

 離陸後しばらくしてバニラエアの五島社長よりあいさつがありました。

「ご搭乗の皆さま、本日はバニラエアの成田~石垣初便にご搭乗いただきまして誠にありがとうございます。私もクルーもバニラエア社員全員でこの石垣便の就航を心待ちにしていました。本日は初便ご搭乗の皆さまにもぜひ一緒にお祝いしていただき、参加もしていただきたいと思っております。ぜひお楽しみください」。

初便に搭乗したバニラ・エア株式会社の五島勝也社長があいさつ

「今日はクルーが全員沖縄出身ということで、服装も琉装に着替えておりますので、一足早く南の島の雰囲気を楽しんでいただけると思っています」。

と、そんな五島社長のアナウンスどおり、ブルーのジャケットに白のTシャツ姿だったクルーさんが沖縄の伝統民族衣装である琉装に着替えての初便記念品配布がスタート。紅型(びんがた)という独特の染色方法で染められる琉装は、赤や黄色といったビビットなカラーが特徴。途端に機内がパッと華やかな印象になりました。

琉装がとってもお似合いだったCAさん
五島社長も前方で記念品を配ります。働く社長さん3連発!

 さらに五島社長は、着用していたシャツの胸ポケットに施された「八重山ミンサー」の織り模様のいわれを紹介。

「この、5つの■と4つの■には、いつ(5つ)の世(4つ)までも、足繁く私のもとにかよってきてくださいという、女性が男性に送る恋心の意味があります。石垣島のお土産店にはこの模様のグッズがたくさんあると思いますので、目に留まりましたらぜひ手にとってみてください」。

 ミンサーの柄にそんな意味が込められていたなんて知りませんでしたわ~!

「石垣島は近くに竹富島や小浜島、西表島などたくさんの魅力的な島々がありますが、今回一度の旅行だけではとてもまわりきれないと思います。バニラエアではお求めやすい運賃を用意していますので、これからもぜひ足繁く石垣島に通って、ほかの島にも足を伸ばしていただけたらと思います」。

ハイチュウ食べて泡盛飲んだら歯みがきを忘れずにというセット

 配られた石垣線就航の記念品は、石垣島の酒造所・八重泉酒造の泡盛「八重泉」バニラエア限定ラベルボトルと、石垣産パインの甘さと酸っぱさが絶妙なさわやかな味わいの森永ハイチュー。そして旅行の必需品であるバニラエアカラーの歯ブラシセットという、バリエーションに富んだ3品でした。

全員でバニラエアのポーズで「ハイ、バニラ~♪」と記念写真。同社のFacebookページに掲載されています

売り切れ続出!大盛況の機内販売

 さて、お次はお待ちかねの機内販売です。「今日はたくさん積んできましたので、皆さまどんどんご注文を!」と五島社長がアナウンスしたので大盛況だったようです。

イチオシは特製オムタコライスとのこと
琉装からいつものユニホームに着替えて機内販売がスタート

「沖縄名物オムタコライス」(750円)は、沖縄出身のCAさんが考案した自信作ということで、さっそく私もオーダーしてみました。ピリ辛のサルサソースがアクセントの沖縄のソウルフード・タコライスの上には、ふわふわ&とろとろとのオムレツが乗っていてとっても美味しい! 一足お先に沖縄の味を楽しめちゃいました。

 そして就航以来大人気だというバニラエア特製とろ~りクリームパンは、さすが不動の人気ナンバー1だけあって文句なしに幸せになれる一品。ごちそうさまでした。

オススメとアナウンスのあったオムタコライスとクリームパン
クリームが本当にとろ~り! これは美味しい
奄美大島上空。バニラエアはこの奄美大島にも就航していますわね。行ってみたいなぁ~

南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港に到着

石垣島が見えてきました

 沖縄地方を直撃していた台風7号の影響で揺れが予想されていたJW811便でしたが、思っていたほどの大きな揺れはなく、約3時間の飛行を経て無事に石垣島に到着しました。

この日のクルーさんたち。どうもありがとうございました

 この日はときおり沖縄の方言を交えてのアナウンスだったのですが、着陸後にはCAさんからこんな挨拶が。

「皆さま最後に那覇市、石垣市、宮古島市の方言で感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。今日のご搭乗、いっぺーにふぇえでびたん。しかいとぉに~ふぁいやん たんでぃが~んたんでぃん(←と聞こえた)。誠にありがとうございました!」。

新石垣空港ではミス八重山と石垣市公認キャラクター「ぱいーぐる」がお出迎え
観光協会や市役所の方々もこんな垂れ幕で初便到着をお祝いしてくれました
空港の外に出ると一気に南国・沖縄気分♪
2013年にできた空港です

 新石垣空港から市街中心部までは距離にして約14~15km。タクシーで約30分で料金は3000円前後かかります。せっかくバニラエアのお得な料金で石垣島に来たのだから、街へのアクセスも節約したい! という人にはバスがお勧め。「東運輸」と「カリー観光」の2社が運行していて、料金は大人片道500~540円とリーズナブル。540円の東運輸は往復チケットを買うと1000円になりますの。10分おきくらいにどちらかが必ず発車しているのでご安心を。私はホテルの名前を言ったら運転手さんが降りる停留所を教えてくれました。

空港の中央出入り口を出たら、左に真っ直ぐ歩けばバス乗り場があります
私は今回手前の乗り場の「東運輸」のバスを利用。往復チケットを買いました

就航記念品特典をゲットしに対象店舗へGo!

 市街中心部のホテルに到着。が、ゆきぴゅーには忘れてはならない任務がまだありますの。実は成田空港でいただいたTシャツに関して、機内でこんなアナウンスがあったからですの。

「ゲートでお渡ししたTシャツを着ていくと石垣島の4つのお店で特典や割引が受けられることになっております。バニラエアのFacebookページに詳しいことが書いてありますのでご確認ください」。

 この初便記念Tシャツの特典を受けてこそ、初便搭乗特派員としての任務を果たしたというもの! 仕事熱心なゆきぴゅーはさっそくそのTシャツに着替えて繁華街へ。目指したのは4店舗のなかの1つ「石垣島・THE TROPICAL」。石垣島フルーツを使った南国クレープ屋さんです。

石垣島730コート西側で営業している「石垣島・THE TROPICAL」

「石垣島・THE TROPICAL」では9月30日までの期間、記念に配られたTシャツまたは、バニラエアの搭乗券を提示すれば、アイスのトッピングが無料になるとバニラエアのFacebookページに書かれていました。この日はマンゴーがあいにく残り少ないということで、特別にパインとマンゴーのミックスクレープを作ってもらえることに。ラッキー♪

なんとTシャツ提示は私が1人目!
トロピカルな包みを3種類から選べますの

 特典のアイスはもちろんですが、石垣島産のマンゴーとパインがとっても甘くて美味しくて、ぺろりと完食! 「石垣島・THE TROPICAL」のクレープ、石垣島に行ったらオススメですわよ~。離島ターミナルから歩いて3分くらいの便利なところなのでぜひ行ってみてくださいませね。

マンゴーが残り少なかったので特別にパインとミックスのスペシャル版! 特典のアイスは中に入っていますの(700円)

 五島社長のおっしゃっていたとおり、低価格で気軽に石垣島に行けるようになったら、次は竹富島、その次は波照間島……と八重山の島々に足を運んでみたくなっちゃいそうですわ~。そんなワクワクした気持ちになった成田~石垣の初便搭乗でした。

また行きたいな、石垣島

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。