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新潟県とJA/JA全農、「新潟米×NGT48 新米収穫発表会」

NGT48がPRを担当。新潟米を使ったオリジナル駅弁とおむすびを首都圏のJR駅構内で販売

2015年10月19日 開催

「新潟米×NGT48」新米収穫発表に登場した、新潟ライスガールズとNGT48のメンバー

 新潟県およびJA/JA全農にいがたは、新潟米の魅力を広く伝えるためのプロモーション活動についての発表会「新潟米×NGT48 新米収穫発表会」を開催した。ここ数年、新潟米の新米収穫時期に行なわれている恒例のプロモーション活動だが、今年は新潟のお米農家ユニット「新潟ライスガールズ」だけでなく、新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」も起用し、コラボレーションPVを制作するなどのPR活動を予定している。

挨拶を行なう、新潟県 農林水産部食品・流通課 課長の平松勝久氏

 発表会の冒頭では、新潟県 農林水産部食品・流通課 課長の平松勝久氏が登壇し、次のように挨拶を行なった。「いよいよ、今年も全国の皆様に新潟のおいしいお米、新米をお届けできる時期がやってまいりました。新潟のお米がなぜおいしいのか、それには明確な理由が2つあります。1つは自然環境です。新潟は雪国です。春になると山に積もった雪が溶け、ミネラル豊富な雪解け水が田んぼを潤します。また、夏から秋にかけて新潟は日照時間が長く、朝と夜の寒暖差も大きく、米の栽培に適した環境と言われています。もう1つは、生産者の卓越した技術や厳しい生産管理、そしてなによりたっぷりと愛情を注いで生産している、という点です。そういったことで、日本一おいしいと言っていただけるお米ができるというわけです。また、世界に目を転じますと、和食がブームになっています。世界の和食店は9万店に増えていますが、そういった和食ブームに乗り、新潟県は日本一と言われる評価をベースに、今後は世界一おいしいお米、それは新潟米だという評価を勝ち取っていきたいと思っています。そういった夢を、新潟発のアイドルグループ、NGT48のみなさんと共に、実現に向けて走って行きたいと思います」

 続いて、新潟ライスガールズ7名と、NGT48のメンバー6名が登場し、今年の新潟米や、プロモーションPV、首都圏で行われる新潟米プロモーション活動などについて紹介した。

今年の新潟米の品質を説明する阿部マサ子さん(中央)

 まず、今年の新潟米について、新潟ライスガールズの阿部マサ子さんは、「今年は天候に恵まれまして、早生の時は雨で大変だったんですが、後半は温度差もあってコシヒカリに適した気象条件で、すばらしくおいしい米が出来上がっています」と、優れた品質の新潟米が収穫されていることをアピール。

 また、新潟米の新米を食べたというNGT48の北原里英さんは、「PV撮影のときにたくさんおむすびを差し入れしていただきまして、お米の粒がつやつや光っていて、食べたら甘くて、大きめに握っていただいたんですが、ぺろりといただいちゃいました」と、PV撮影時のエピソードを紹介。同じくNGT48の長谷川玲奈さんは「炊きたての新米をいただいたんですが、噛めば噛むほど本当に甘くて、甘みが口の中にすごく広がって幸せでした」と、初々しいコメントで新潟米のおいしさを表現した。

新潟のお米農家ユニット、新潟ライスガールズ。左から林アイ子さん、山田ヨウ子さん、阿部春子さん、大坂昌子さん、阿部マサ子さん、小泉アサ子さん、若林ちづるさん
イベントに登場したNGT48のメンバー6名
左からキャプテンの北原里英さん、長谷川玲奈さん、佐藤杏樹さん
左から菅原りこさん、宮島亜弥さん、中村歩加さん
PV撮影時のエピソードを語る北原里英さん
新潟米のおいしさを初々しく説明する長谷川玲奈さん

 今回、新潟ライスガールズとNGT48とのコラボレーション実現に際し、NGT48のメンバーが、新潟ライスガールズの一員である阿部マサ子さんの田んぼで新米の収穫体験を行ったそうで、発表会ではその様子を映像で公開。実際に収穫体験に参加したNGT48の佐藤杏樹さんは、「稲穂は見た目と違ってずっしり重いんですが、実がぎっしり詰まっていて、それをしっかり見られて感動しました」とコメント。また、北原里英さんは「来年はメンバー全員で田んぼにお手伝いにいけたらと思います。これからNGT48の恒例行事になったら楽しいと思います」と、地域アイドルグループならではの活動への抱負を語った。

 その言葉を受けて阿部マサ子さんは、「当日は最高の天気で、みんな頑張って仕事してくれました。中には、稲穂を反対に(脱穀機に)かけるというハプニングもあったんですが、それはそれで愛嬌でいいのかなと思いました。白米を見て感動もしてくれましたし、この子たちからも新潟米を引っ張っていってほしいので、ぜひ恒例行事にしてもらいたいです。次は、大きなコンバインに乗って刈り取りもしてほしいと思います」と語り、笑いを誘っていた。

NGT48のメンバーが参加して行われた、新米収穫体験の様子
コラボレーションPVの1話目も発表会で公開された

 今回のプロモーションに合わせ、首都圏のJR東日本 駅構内にて、新潟米を使ったオリジナル駅弁やおむすびが、11月1日~11月30日の期間限定で販売される。駅弁は、新潟産コシヒカリ新米を100%使い、新潟県産の食材を使ったおかずの入った「お母ちゃんの愛情 新潟米弁当」で、東京駅、品川駅、新宿駅、上野駅、大宮駅、鉄道博物館駅の駅構内弁当販売店で販売。また新潟産コシヒカリ新米を使ったおむすびは、「旬米むすび ほんのり屋」エキュート上野店と、「ほんのり屋」池袋東口店(ほんのり屋池袋東口店のは11月18日から11月30日)の2店舗で販売される。

 オリジナル駅弁には、パッケージに新潟ライスガールズのイラストがあしらわれており、おかずの味なども新潟ライスガールズが監修しているという。この駅弁について、新潟ライスガールズの大坂昌子さんは「パッケージは恥ずかしさもあるんですが、それ以上に嬉しさがこみ上げています。新潟の食材をふんだんに詰め込んで、味付けも私たちが監修しています。若い方々にも食べていただける工夫もしています。おいしい新潟米、お弁当、おにぎりを食べていただきたいと思います」と、しっかりPR。

 また発表会では、このオリジナル駅弁とおむすびをNGT48メンバーが試食。駅弁を食べた北原里英さんは、「ご飯もおかずもおいしくて、新潟県の愛情を感じます。特に、ご飯の横についている”神楽南蛮味噌”はご飯が進むのでお勧めです」と、そのおいしさをコメントした。

首都圏の駅構内駅弁販売店で販売される、オリジナル駅弁「お母ちゃんの愛情 新潟米弁当」(画像提供:新潟県)
新潟産コシヒカリ新米を100%使い、新潟県の食材を使ったおかずが詰め込まれている(画像提供:新潟県)
上野駅と池袋駅のおむすび店では、新潟産コシヒカリ新米を使ったおむすびを販売(画像提供:新潟県)
オリジナル駅弁を紹介する大坂昌子さん
発表会参加者には、新潟産コシヒカリ新米で作った塩おむすびが配られた。米一粒一粒にツヤがあり、冷めていたがふっくらとした食感。甘みも強く、非常においしかった
NGT48メンバーが駅弁とおむすびを試食。北原里英さんは「ご飯もおかずもおいしくて、新潟県の愛情を感じます」とコメント

 今回のプロモーションではこれらのほかに、東京駅の大型ビジョンや、駅弁、おむすび販売店舗での、NGT48および新潟ライスガールズが登場する広告の展示、電車内ビジョン“トレインチャンネル”でのコラボレーションPVダイジェスト版の放映などを予定している。なお、コラボレーションPVは全4話構成となっており、10月19日より順次公開予定だ。

駅弁やおむすび販売店には、このようなコラボレーションポスターが貼られる予定
東京駅の大型ビジョン「TOKYO MARU-VISION」でも、広告が展開される
駅弁とおむすびを手にPRするNGT48メンバー

(平澤寿康)