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JR東日本、新潟のリゾート列車「越乃Shu*Kura」内で提供する料理などを10月2日から一新

日付・区間限定で、新潟の地酒を1合瓶プレゼントする企画も

2015年10月2日 実施

リゾート列車「越乃Shu*Kura」

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は10月2日より、新潟の地酒と食材をコンセプトにしたリゾート列車「越乃Shu*Kura」で提供する日本酒や料理などのサービスを一新する。

「越乃Shu*Kura」は、金・土・祝日を中心に上越妙高駅~十日町駅などを運行する、3両編成のリゾート列車。列車内では、新潟の地酒や料理をふるまうが、その内容などが今回一新される。

 びゅう旅行商品購入者専用の1号車でのみ提供されるオリジナルメニューは、米の酒研究家である山本洋子氏監修のもとに刷新。往路と復路で提供される料理は異なるが、地酒と合うように酒肴として“発酵”をテーマに日本海の幸を盛り込んだものを提供する。

 往路の料理は「新潟朝焼け・おつまみごはん」と題され、「南蛮海老・根菜の塩麹炙りをかんずり旨辛麹で」「栃尾の油揚げ味噌麹焼き」「鰊甘露煮」「錦糸玉子の海老しんじょう」「万九木綿あんかけ」「黒埼産ひたし豆」「妙高・矢代産コシヒカリの漬物ちらし寿司」を提供。

 復路の料理は「新潟星空・おつまみごはん」と題し、「佐渡産一夜干しするめいかの天ぷらをかんずり旨辛麹で」「上越産人参・小松菜、佐渡産あんぽ干柿の白あえ風」「新潟産カキノモトもずく酢うどん」「妙高・矢代産コシヒカリの海鮮ちらし寿司」「~紅ずわい蟹、炙りしめ鯖、鮭、烏賊のマリネ仕立て、いくら醤油漬け~」を用意する。

往路の料理「新潟朝焼け・おつまみごはん」
復路の料理「新潟星空・おつまみごはん」

 また、往路・復路どちらでも「越乃 Shu*Kura」オリジナル大吟醸酒や吉乃川蔵元が酒造りに利用する水「天下甘露泉」入りのペットボトルのほか、原酒造「発泡純米酒あわっしゅ」をグラスで、純米吟醸酒「酒米菊水 純米大吟醸」をおちょこでサービスする。

「越乃 Shu*Kura」オリジナル大吟醸酒
「発泡純米酒あわっしゅ」
サービスカウンター「蔵守~Kuramori~」

 2号車にあるサービスカウンター「蔵守~Kuramori~」では、新潟の銘酒の利き酒とおつまみを販売。

 利き酒の銘柄は定期的に変更され、10月と11月は「鶴齢 純米吟醸 青木酒造 (南魚沼市)」「根知男山 純米吟醸 渡辺酒造店 (糸魚川市)」「真野鶴 純米 尾畑酒造 (佐渡市)」「北雪 純米 北雪酒造 (佐渡市)」「菊水 節五郎 元禄酒 菊水酒造 (新発田市)」をラインアップする。

 おつまみは「鮭三兄弟」(鮭トバ、イクラの醤油漬け、トロハラスの酒粕味噌漬け焼き)や炙りしめ鯖などで、山本洋子氏が精選している。

 ほかにもジャズやクラシックの生演奏、日替わりでさまざまな酒蔵の地酒を試飲しながら話を聞くイベント、長岡伝統のサイフォン式からくり盃「十分盃」のいわれと仕組みについて聞きながらの地酒の試飲など、多数のイベントを実施する。

ジャズの生演奏
8分以上貯まると底があふれるからくり盃「十分盃」

 なお、10月2日、9日、16日、30日限定で、「越乃Shu*Kura」および運行経路の異なる「柳都Shu*Kura」を利用した人に、新潟県酒造組合高田支部15蔵の日本酒を集めた「かがやき壱號 蔵巡りセット」のなかから、1人1本(1合瓶)をプレゼント。配布区間は往路の場合は上越妙高駅~柏崎駅間、復路の場合は十日町駅~長岡駅間。なお、銘柄を選ぶことはできない。

(藤縄優佑)