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JR東日本、蜷川実花デザインの世界最速芸術鑑賞列車「GENBI SHINKANSEN」

2016年春頃に上越新幹線 越後湯沢駅~新潟駅間で運行開始予定

2015年10月6日発表

「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」の外観デザイン

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は、2016年春頃より上越新幹線 越後湯沢駅~新潟駅間で運行を予定している、現代美術の鑑賞とカフェが楽しめる「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」の外観デザインと、各車両のプロデュースを担当するアーティストを発表した。

 外観デザインは、写真家・映画監督の蜷川実花氏が担当。新幹線の車体全体に夏の夜空を彩る長岡の花火をデザイン。

 本列車は、E3系6両編成をベースにしており、定員は105名。各車両は、以下のアーティストがそれぞれプロデュースを担当する。

11号車:松本尚氏(絵画)
12号車:小牟田悠介氏(平面)
13号車:古武家賢太郎氏(絵画)/paramodel(パラモデル)氏(絵画・彫刻)
14号車:石川直樹氏(写真)
15号車:荒神明香氏(立体)
16号車:ブライアン・アルフレッド氏(映像)

「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」の編成図

 本列車のシンボルマークや、魚沼産コシヒカリの米粉や佐渡バターを使用したスイーツ、燕市のこだわりのコーヒー(13号車に設置するカフェで提供予定)などについても、各ジャンルのスペシャリストに助言をもとめながら「新しい東日本エリアを発見・体験」できる新しい列車としてプロデュースするとのこと。シンボルマークデザインはダイアグラム 鈴木直之氏、スイーツ監修は菓子研究家 いがらしろみ氏、コーヒー監修はツバメコーヒー 田中辰幸氏などが務める。

「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」のシンボルマーク。「現美」の漢字をモチーフとし、新幹線が水平に移動する速さを表現している
13号車に設置されるカフェのイメージイラスト(検討中のもの)

 なお、本列車は土休日を中心に年間120日程度の運転を予定している。

(編集部:柴田 進)