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MRJ、初飛行に向けて地上走行試験を開始

2015年6月8日 発表

国産リージョナルジェット旅客機「MRJ」(写真は2014年10月18日のロールアウト時のもの)

 三菱航空機と三菱重工業は6月8日、国産リージョナルジェット旅客機「MRJ」の地上走行試験を県営名古屋空港において開始したことを発表した。

 今回開始された走行試験(Low Speed Taxiing Test)は、飛行試験初号機によるもので、低速自走状態における制動確認およびステアリングによる方向制御の確認を実施する。航空機は離陸前、着陸後の移動のほとんどを、自らの動力によるタキシングにより行なう。9月~10月に予定されている初飛行に向けて、まずは滑走路まで地上走行する能力を試験するものとも言える。

地上走行試験の模様(提供:三菱航空機)
三菱航空機が公開した地上走行試験の動画

【お詫びと訂正】初出時、文中に誤字がありましたので修正しました。お詫びして訂正いたします。

編集部:多和田新也