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三菱航空機、MRJの初飛行を11月11日午前に実施、ついに国産ジェット旅客機が空へ

国産リージョナルジェット旅客機「MRJ」(写真は2014年10月18日のロールアウト時のもの)

 三菱航空機が開発を進める国産リージョナルジェット旅客機「MRJ」。同社は、11月9日の週に予定していた飛行機試験機初号機による初飛行を、明日11月11日の午前に実施することを発表した。既報のとおり、県営小牧空港および周辺空域を約1時間飛行する。

 MRJの初飛行は過去に5度延期されており、2015年に入ってからは、第2四半期の予定を10月後半へ、10月26日の週に実施予定だったものを11月9日の週へと延期してきたが、いよいよ初飛行の時を迎えることになった。

 三菱航空機では11月2日にMRJの新Webサイト(http://www.flythemrj.com/j/)を開設し、初飛行をプロモーション。さらに、初飛行の模様をUstreamで生中継(http://www.ustream.tv/channel/NtahYVsFWxG)することをアナウンスしている。

 11月8日18時45分~11月15日18時45分の期間は名古屋空港旅客ターミナルビル3階を展望デッキを含めて閉鎖する処置がとられるほか、三菱航空機も会場周辺に一般の人を対象にした見学スペースを設ける予定はなく、会場周辺の混乱を避けるためにもUstreamの動画配信で視聴するよう呼びかけている。

(編集部:多和田新也)