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ホテルニューアカオ、4月から大規模リニューアルへ。新“テルマエ”大浴場が誕生、海一望の客室とレストランも刷新
2026年3月26日 20:59
- 2026年3月26日 発表
アイコニア・ホスピタリティは、「ホテルニューアカオ」(静岡県熱海市熱海1993-250)の大規模リニューアルをこの4月から進める計画を発表した。2027年2月にかけて、客室やレストラン、大浴場の改装・新設工事を段階的に着手していく。
今後の主な改装スケジュール
2026年6月: オーシャン・ウィング棟 1階「テラスレストラン」新設
7月: オーシャン・ウィング棟 12階「キッズパーク」「キッズルーム」新設
10月: オーシャン・ウィング棟 15階「サロン・ド・錦鱗」美装
11月: ホライゾン・ウィング棟 3階「レストラン ボヌール」改装オープン
12月: ホライゾン・ウィング棟 屋上「熱海城」へのアクセスルート開通
2027年2月: オーシャン・ウィング棟 1階「大浴場」新設
2月: オーシャン・ウィング棟 全客室改装リニューアル
など
ホテルニューアカオは1973年の開業以来、熱海のシンボルとして親しまれてきた老舗の温泉リゾート。景勝地「錦ヶ浦」の岸壁に建ち、全室オーシャンビューの客室やインフィニティ露天風呂が名物の大浴場、豪華絢爛なメインダイニングで味わう伊豆食材のビュッフェ、昭和レトロなにぎわい横丁など、ホテル内で1日過ごせるコンテンツが充実している。
建物の老朽化とコロナ禍による客足の減少で2021年11月に惜しまれつつ閉館するも、ホテル名称と昭和レトロの趣はそのままにアイコニア・ホスピタリティ(旧:マイステイズ・ホテル・マネジメント)が運営を引き継ぎ、建物基礎の強化工事や全館改修を行ない、2022年12月に「ホライゾン・ウィング棟」を先行オープン、2023年7月に「オーシャン・ウィング棟」をグランドオープンし、“復活開業”を遂げた経緯がある。
そのため今回の大規模リニューアルは“第2弾”で、滞在体験の価値をさらに高めるためのアップデートと位置付けている。歴史ある建築やインテリアは極力残しつつも、古くなった内装や設備を更新し、より快適に宿泊を楽しめるホテルへと進化させる計画だ。
なかでも注目は、オーシャン・ウィング棟にある全250室の改装と、波打ち際のダイナミックなロケーションに新設する初の屋外レストラン、そして“テルマエ風”がテーマの新大浴場の誕生。以下、主要なリニューアル施設を紹介していく。
ザバーンと波打つ奇岩が目の前に! ダイナミックな「テラスレストラン」が6月1日オープン
豪華ビュッフェが楽しめる巨大レストラン「メインダイニング錦」のすぐ下、錦ヶ浦の岸壁が目の前にそびえる波打ち際に「テラスレストラン」を新設。ホテル初の屋外レストランとなり、ソファとテーブルの20席を用意する。
これに合わせ、熱海のクラフトジン蒸留所「SEACLIFF」とコラボした、ホテルニューアカオのオリジナルクラフトジン「SEACLIFF NEW AKAO EDITION」も開発。熱海産ハバノリや橙、静岡茶、レモンなどをブレンドし、ビュッフェの料理だけでなくドリンクメニューでも地元らしさを強化する。
全250室のリニューアルに加えて6室増設。12階は「キッズルーム」を集約しファミリー向けフロアに
現在、ホテルニューアカオの客室は計350室(オーシャン・ウィング棟250室+ホライゾン・ウィング棟100室)あるが、このうちオーシャン・ウィング棟の全250室をリニューアル。加えて6室を増設するため、リニューアルが完了すると総客室数は356室となる。
既存客室の内装を整えるだけでなく、現在オーシャン・ウィング棟に180ある和室のうち110室(7.5畳/8畳タイプ)をレトロでクラシックなツインルーム中心の洋室へと刷新。残る和室10室(10畳タイプ)は、そのまま昭和レトロな和室として整備する。
また、従業員の事務室や予約センターだった部屋を有効活用し、新たに5室の「プレミア和洋室」を増設する。
12階フロアは、ファミリー向けの客室を集約した「キッズフロア」として再構成。元々は和室(7.5畳/8畳タイプ)や和洋室だった客室を、カーニバルのように賑やかで楽しいファミリー向け客室「キッズルーム」22室として改装する。このうち1室は、12階にあったパントリー/倉庫を客室化して増設する。
さらに12階には、全天候型プレイエリア「キッズパーク」を新設。かつて昭和期に多くの宴席で賑わった270m2もの大宴会場を床から壁まで造り替え、雨の日でも楽しめる遊具やジャングルジム、デジタルお絵かきスクリーンやレトロゲームなどを完備する。
一方で、ホライゾン・ウィング棟の客室は、2022年の開業時点ですでに新しくなっており(全100室のうち90室が新しい)、残る古いタイプの部屋のみを改装する予定。
2棟の客室はこの5月から2027年2月にかけて順次改装していき、12階のキッズルーム・キッズパークについては夏休みのスタートに合わせて2026年7月に完成予定としている。
伊豆食材のフレンチを味わえる「レストラン ボヌール」がリニューアル
2026年11月には、ホライゾン・ウィング棟 3階にある「レストラン ボヌール」を改装オープンする。
180度ガラス張りで、目の前にはどこまでも続く相模灘の絶景が広がるパノラマレストラン。その日に採れた地元の新鮮な野菜をはじめ、地場の食材をふんだんに使用し、シェフの技が光る目にも美味しいフレンチコースを提供している。
今回の改装においては、家具や内装を刷新し、海辺のリゾートを感じさせながらもクラシカルでどこか懐かしい重厚感のある店内に生まれ変わらせる。
ホテル隣にある観光スポット「熱海城」へのアクセスルートを12月に開通
これまで非常口として使用していた、ホライゾン・ウイング棟屋上エリアの通路を、熱海の人気観光スポット「熱海城」(静岡県熱海市熱海1993)へダイレクトにアクセスできる通路として整備する。
通常はホテル玄関から熱海城を目指すと急な坂を15分ほど登る必要があるが、このアクセスルートが開通することで、ホテルを一歩外に出れば熱海城が目の前に。カードキー連携でセキュリティも担保し、宿泊者のユーザビリティを向上させるという。
ちなみに熱海城は歴史的に実在した城ではなく、桃山時代の建築様式を模した天守閣風の観光施設。熱海市街や伊豆半島を一望する大パノラマや歴史体験アトラクション、城内にある「熱海トリックアート迷宮館」などのアクティビティが楽しめる。
テルマエ風の大浴場が誕生! ホテルニューアカオの新名所に
今回の大規模リニューアルのなかでも目玉となるのが、2027年2月、オーシャン・ウィング棟1階に誕生する新大浴場。
元々は、1973年の開業から2018年まで使用していた大浴場だが、施設の老朽化を理由に休眠していた。
これを復活させるにあたり、3候補のテーマ「ザ・昭和の銭湯」「テルマエ」「純和風」が挙げられたが、既存の造り(高い天井や宮殿のような太い柱、ステンドグラスの窓枠など)を活かし、ローマのテルマエを彷彿とさせる新しい大浴場へと生まれ変わらせることとなった。
岸壁に建つホテルの構造上、この1階に位置する新大浴場では“内湯のみ”となるが、男女それぞれの更衣室や浴槽、サウナと水風呂も備えた、開放的な大浴場になる予定という。
ホテルニューアカオには現在、インフィニティ露天風呂が名物の大浴場棟「スパリウムニシキ」をはじめ3つの大浴場があり、このテルマエ大浴場がオープンすることで大浴場は計4つに。館内に居ながら湯めぐりが楽しめ、趣の異なる浴槽で熱海温泉を堪能できる。
古き良き“昭和”を継承しつつ、より快適に。“今ある価値を活かしながら進化させる”リニューアルが目的
ホテルニューアカオは3月26日、春からはじまる大規模リニューアルに先立ち、改装前の最後の姿を報道陣に公開。総支配人の久米暢氏が、“今ある価値を活かしながら進化させる”ことをコンセプトとした改装プロジェクトの概要や今後の展望を説明した。
これまでも歴史ある建築や意匠を守りながら段階的な改装を行なってきたが、今回の第2弾リニューアルにおいても「今までのいいところは残しつつ、カップルからファミリー、シニアまで、お客さまそれぞれにとっての滞在体験をさらに高めていただくための改装」と久米総支配人。
また、「ホテルニューアカオはよく“唯一無二の立地”と称されますが、実はそれだけでなく“人”が魅力です。30~40年ここで務め続けてきたベテラン従業員が多く、ホテルニューアカオを愛しているスタッフがたくさん残っています。そんな彼らと、いかにして“心に深く残る滞在をお客さまに提供するか”を考え、次の100年に向けてチャレンジできるのが我々の強みです」と語った。
リニューアル期間中もこれまでと変わらず、絶景オーシャンビューの温泉や伊豆グルメのビュッフェが楽しめるので、ぜひ泊まりに訪れほしいという。




























































