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ユニクロ、リカバリーウェアは「発売予定なし」。ブーム加熱でも参入しない理由を聞いた

2026年2月3日 発表
都内で開催したユニクロ2026年春夏展示会。リカバリーウェア商品化の予定はなし

 ユニクロは2月3日、都内で2026年春夏コレクション展示会を開催した。近年話題となっている「リカバリーウェア」がいつ発売されるのかといった期待の声も多く、参入への動向が注目されていたが、今季の新作に関連商品は含まれていない。

 同社のグローバル マーチャンダイザー部 ウィメンズ 部長 中野正海氏に取材したところ、ユニクロでは現時点、リカバリーウェアの商品化を計画していない方針が分かった。

 社内で話題に上がったことはあるものの、いくつか他社製品を実際に試した結果「必ずしも効果を実感できなかった」という。また、「定められた試験・基準を満たせば届け出のみで製造できてしまう現状も踏まえ、ユニクロとして今あえてリカバリーウェアを作る予定はない」と説明した。

 リカバリーウェアは、着るだけで体の疲労回復をサポートするとされ、昨年から一気に注目が高まっている分野だ。異業種からの参入も相次ぎ、価格帯やデザイン性の違いで競争を繰り広げている。一方で、効果の感じ方には個人差があり、消費者の理解をどう深めるかが課題となっている。

 ユニクロではこれまでも、着心地やデザイン性を重視した「ラウンジウェア」やリラックスフィットの「UT」など、部屋着やパジャマ、旅行用やくつろぎ時間に幅広く使える高コスパ商品を展開してきた。サンリオやディズニー、ミッフィーといったキャラクターとのコラボも人気を集めている。

 中野氏は「リラックスした時間を快適に過ごすという点では、すでに展開しているラウンジウェアやUTをぜひ活用してほしい」と話し、ユニクロらしい“日常の心地よさ”「LifeWear(ライフウェア)」を重視するスタンスを改めてみせた。

ユニクロ2026年春夏展示会で披露した最新コーデ。都会でも着られるリゾート感のあるスタイルや、室内外でリラックスできる着心地のよさときちんと感を損なわない大人のカジュアルコーデを提案した