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近鉄、新型車両の投入線区を2026年から拡大。青色の「1A系・1B系」は名古屋線・大阪線へ、4両編成は多目的トイレ設置

2026年1月~ 順次導入
大阪線・名古屋線系統の車両は青色がベースになる

 近畿日本鉄道は、2026年から大阪線・名古屋線・南大阪線などの主要線区で新型車両を導入する。すでに導入を進めている奈良線・京都線などの8A系に続くかたち。

 大阪線・名古屋線および山田線・鳥羽線には4両編成の「1A系」と、3両編成の「1B系」を導入。「新しい近鉄のイメージ」として、青色がベースの外装を採用する。2025年度中に1A系5本を、2026年度に1B系3本を投入する計画で、2026年1月に運行を開始する予定。

 南大阪線および吉野線・長野線・御所線用の車両は「6A系」となり、こちらは8A系と同じ赤色の4両編成。運行開始は2026年5月の予定で、2026年度に3本、2027年度に2本を投入する。

 いずれも内装は8A系をベースとし、ロングシートとクロスシートで切り替えが可能な「L/Cシート」やフリースペース「やさしば」を設置。扉上には大型液晶ディスプレイを設け、個別の扉開閉スイッチも備える。

 また、1A系・6A系には新たに多目的トイレを設置。8A系についても2026年度の導入分からは多目的トイレ付きとなる。奈良線系統・南大阪線系統では、一般車両へのトイレ設置は初めて。

長時間利用を想定し、多目的トイレを設置
導入計画