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地下鉄烏丸線20系、9編成が出そろう。第9編成が1月9日運行開始、おもいやりエリアに京人形ほか工芸品展示
2025年12月11日 17:42
- 2026年1月9日 運行開始
京都市交通局は、烏丸線用の20系車両について、第9編成の営業運転を2026年1月9日に開始する。これにより、予定した9編成すべてが営業運転に入る。
20系は、老朽化した車両の置き換えを目的に2021年度から導入。従来車から車体構造の強化や消費電力の削減をはかっているほか、ホームとの段差縮小・車椅子スペースの増設でバリアフリーも強化する。
内装には京都の伝統産業をモチーフとした装飾を取り入れ、釘隠しや標記銘板などに編成ごと異なるデザインを採用。各先頭車の「おもいやりエリア」でも、1両ごとに異なる伝統産業製品(実物含む)を展示している。
第9編成では、京都の風物詩を四季とともに表現した釘隠しを設置。「蹴上インクラインの桜」「鴨川の納涼床」「東福寺の紅葉狩り」「三十三間堂の通し矢」を描いている。
京都方先頭車・2139号車での展示は京人形に関するもの。京人形商工業協同組合の提供による、雛人形や五月人形などの装飾品・小物の一部が見られる。国際会館方先頭車・2839号車の展示は京都金属工芸協同組合の制作で、彫金・象嵌・七宝などの技術を活用した金属工芸作品を飾る。

























