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火縄銃のレプリカや同施設限定のお土産など用意する、新東名 長篠設楽原PA(下り)のオープニングセレモニー

戦国時代の甲冑を身にまとった新城祝砲隊が祝砲を放つ

2016年2月13日 開催

2016年2月13日15時 開通

 NEXCO中日本(中日本高速道路)と中日本エクシスは2月13日、同日開通した新東名高速道路の豊田東JCT(ジャンクション)~浜松いさなJCT間に設置された長篠設楽原PA(下り)のオープンセレモニーを行なった。同セレモニーには新城市長の穂積亮次氏らが出席、15時のオープンとともに戦国時代の甲冑を纏った新城祝砲隊が祝砲を放った。

新東名の長篠設楽原PA(下り)。甲冑に身を包んだ新城祝砲隊がオープンセレモニーのテープカットの後、祝砲を放った

 長篠設楽原PAは、歴史的な「長篠・設楽原の戦い」の古戦場の近くに立地することから、上り線のPAは武田軍、下り線のPAは織田・徳川連合軍をイメージした施設に仕上げられた。下り線においては、火縄銃を駆使して武田軍の騎馬隊を打ち勝ったとされる歴史を知ることができる展示物も用意された。

 同セレモニーには、新城市長の穂積亮次氏のほか、新城市消防本部の宮部憲蔵氏、中日本エクシスの早藤直樹氏、中日本高速道路名古屋支社の梶川俊二氏、KRフードサービスの中川晃成氏、内藤ハウスの深沢貴司氏が出席。

中日本エクシスの早藤直樹氏

 主催者として挨拶した中日本エクシスの早藤氏は「長篠設楽原パーキングエリアは、歴史上に名高い長篠設楽原の戦いをコンセプトとして整備しております。下り線ではものみやぐらや馬防柵などを再現するとともに、館内には火縄銃や甲冑など展示的資料を展示する“長篠・設楽原の合戦の間”を設けるなど、地域と連携した歴史を体験出来る戦国エリアになります」と同パーキングエリアを紹介。

 加えて、「店内のフードコートでは、家康公の好物であったとされる大きな真鯛の天ぷらがのった”家康鯛天丼”など、武将の名を配したメニューやご当地感あふれるメニューを、またショッピングモールでは戦国武将に関連した商品や当エリア限定の商品など魅力あるお土産品を取り揃え、お客様にとってのくつろぎの場、お客様と地域の人のふれあいの場としてのエリア作りを目指します」と施設内の見どころを示した。。

 さらに「当エリアには一般道からご利用いただける”ぷらっとパーク”駐車場を下り線には30台分整備しておりますので、ぜひご利用いただきたい。今後、中日本エクシスとしては、テナント様と一体となってお客様に愛され満足してもらえるお店作りに取り組んでいきたい」と今後の意気込みを示した。

新城市長の穂積亮次氏

 また、セレモニーの中で新城市長の穂積氏は「(上り線PAで行なわれた)開通式典では、地元の皆さんが大勢のお子さんとともにおみえになり、この新東名開通にかける地元の期待の大きさ、ここから新しい時代が始まっていくワクワク感に満ちた1日でした」と、感想を述べるとともに「私も新東名の開通を心待ちにしていた一人、今日こうして長篠設楽原PAが完成して、いよいよ第一号のお客様をお迎えするにあたり喜びもひとしお」と語った。

 加えて、穂積氏は「これから新東名の真価が問われる時で、また地域の力が問われるものと心を決めて、この高速道路を最大限に活かせるように私ども新城市、また地域の皆さんと頑張ってまいりたい。新東名高速道路が沿線のさまざまな施設とともども多くの人に愛されて、素晴らしい活力を生む元となることを願う」と、同施設に対する期待感を示した。

同施設限定のお土産や火縄銃のレプリカを販売するなど長篠・設楽原の合戦をテーマにしたコーナーを用意
“長篠陣屋食堂”と題したフードコート
大きな真鯛の天ぷらがのった“家康鯛天丼”
そのほかにもお土産やテイクアウト商品も用意
長篠・設楽原の合戦の展示的資料を展示する“長篠・設楽原の合戦の間”
同施設には周辺の景色を見物できるものみやぐらが用意された
商品購入などの操作で特別な音声案内をするオリジナルの自動販売機なども設置された
ものみやぐらからの見晴らし、当日はあいにく雨であった