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インドネシアへの入国ビザが35ドルから無料に

30日以内の観光目的限定

2015年6月12日 発表

 在インドネシア日本国大使館は6月12日、インドネシア観光目的の査証(ビザ)免除が開始されたと発表した。これは、インドネシア政府の通達を受けてのもので、日本を含む30カ国の国民に対し、30日以内の観光目的で入国する場合に限り、インドネシア入国査証の取得が免除されるという大統領令が発布された。

 これにより、従来35ドル必要だった入国ビザの手数料が、30日以内の観光目的であれば必要なくなる。ただし、パスポートの残存有効期間などもあるので、以下に詳細条件を記しておく。

・すべての日本の一般旅券所持者が対象(IC旅券に限定しない)
・インドネシアでの滞在期間は30日まで(入国日も含めて数える)。延長はできない
・インドネシアの5大国際空港(ジャカルタのスカルノハッタ空港、デンパサールのングラライ空港、メダンのクアラナム空港、スラバヤのジュアンダ空港、バタム島のハン・ナディム空港)とバタム島海港などで適用(その他の空港では、査証免除での入国はできない)
・到着ビザ(VOA)制度は今までどおり存続。31日以上の観光目的(VOAで入国後1回延長可、有料。60日以内)の入国や、就労を伴わないビジネス目的等の入国の場合は、VOAとなる。(手数料35ドル)
・査証免除による入国の場合も、旅券の残存有効期間は6カ月以上、査証欄空白ページが十分あることが必要

 この観光ビザ手数料免除は12日から始まっており、トラブルにあった際の連絡先として在インドネシア日本国大使館は3カ所を記載している。

スカルノハッタ国際空港内入国管理局事務所(第2ターミナル)

TEL:021-550-7185

スカルノハッタ国際空港警察署

TEL:021-550-7393

スカルノハッタ国際空港警察署(第2ターミナル)

TEL:021-550-6028

編集部:谷川 潔