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マリオット初のビジネスホテル、どんな客室? 開業したばかりの「フォーポイントフレックス by シェラトン 大阪梅田」を見てきた

2024年11月18日 開業

フォーポイントフレックス by シェラトン 大阪梅田の内部を見てきた

 マリオット・インターナショナルは11月18日、同社にとって日本国内100軒目となる「フォーポイントフレックス by シェラトン 大阪梅田」(大阪府大阪市北区芝田1-10-3)を開業した。

 このブランドはアジア太平洋地域で初めて展開する施設で、手頃な価格で快適な滞在を提供することをコンセプトにしたミッドスケールホテルであり、いわゆるビジネスホテル的な作りになっている。

JR大阪駅から徒歩で10分ほど。阪急梅田駅や空港リムジンバスの「新阪急ホテルのりば」からは約5分
1階エントランス。右横には「やよい軒」が入る。また大阪梅田の飲食店が軒を連ねる茶屋町にもアクセス良好
鏡開きで開業を祝う関係者
開業セレモニーで登壇する株式会社KKRジャパン マネージング・ディレクター 工藤健亮氏

 開業当日には記念セレモニーが行なわれ、施設内部の内覧会も実施した。「フォーポイント フレックス by シェラトン 大阪梅田」は、JR大阪駅から北へ徒歩10分ほどの立地。近隣には多くの飲食店が建ち並ぶ茶屋町があり、ビジネスや観光に便利なロケーションとなっている。

 客室は無料Wi-Fi、アメニティなども完備。同じ建物の1階には定食や丼物などを中心に提供する「やよい軒」があり、ホテル宿泊者向けの朝食などを提供(有料)する。

 部屋タイプは3種類(シングル・ダブル・ツイン)に加え、車椅子利用などを想定したアクセシブルシングルと同ツインを用意している。部屋の広さはシングルとダブルが14m2、ツインが18m2。アクセシブルタイプはシングルが17m2、ツインが26m2となっている。

フォーポイントフレックス by シェラトン 大阪梅田の客室

シングルルーム

マリオット・インターナショナル 社長兼CEOのアンソニー氏が「夜遅く戻って朝早く出るなら十分」と言うとおり、一般的なビジネスホテルの部屋
シングルルームエントランス。ごく一般的なビジネスホテルといった様相
水回りも必要にして十分

ツインルーム

やはりシングルやダブルルームに比べて広さもあり、開放感がある
ツインルームエントランス
ツインルームの水回り。シングル・ダブルルームより若干広め

ダブルルーム

基本はシングルルームと同様。ベッドが大きい分、ほかのスペースは若干圧迫感がある。シングルユースの場合は広いベッド(ダブルルーム)をとるか、広い書斎スペース(シングルルーム)をとるか好みが分かれるところ
ダブルルームのエントランス
ダブルルームの水回り。基本はシングルルームと同様の作り

アクセシブルシングル

アクセシブルシングル。車椅子利用でもストレスがないようにかなり広めの作り。エントランスドアも浴室ドアも幅広のものを採用している
車椅子のまま入室しても十分に転回できるように配慮されている
車椅子に乗ったまま出入りできるように幅広のドアを採用。左が客室ドア、右が浴室のドア
通常の部屋と違いドアをあけるとすぐに客室になっており、通路がない

アクセシブルツイン

アクセシブルツインのエントランス。こちらも車椅子にのったまま客室へ入室できるようになっている
車椅子でも余裕をもって転回できるように十分な広さを確保している
ベッドサイドまで直接車椅子で移動可能
浴室も直接車椅子で入ることができ、なかで十分に転回できるように広々とした作り

 今回の開業は、グローバル投資運用会社のKKRがユニゾホールディングス系列のホテルを買収し、マリオット・インターナショナルのブランドである「フォーポイント フレックス by シェラトン」にリブランドすることが今年5月に発表されており、その1号店となる。今回のKKRとマリオット・インターナショナルとの提携により、2025年初頭までに、フォーポイント フレックス by シェラトンは函館、宇都宮、横浜、名古屋、京都、神戸、博多など国内各地に14施設を順次オープンする予定となっている。

報道陣の質問に答えるマリオット・インターナショナル 社長兼CEO アンソニー・カプアーノ氏

 マリオット・インターナショナル社長兼CEOアンソニー・カプアーノ氏は「大阪は活気があり成長している市場。我々のゲストから大阪はビジネス・レジャーともによいところだとフィードバックがあった。それが我々の成長戦略に合致した。ビジネス利用のみならず値頃感のあるホテルを探している利用者など幅広い人に使っていただけると思っている」と語り、成功に自信をのぞかせた。