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ロッテのポーランド現地法人が「E.ウェデル・チョコレートファクトリー・ミュージアム」開業。中東欧最大規模

五感で楽しむ展示や見学ツアー

2024年9月4日 開業

中東欧最大規模のチョコレートファクトリー・ミュージアムが開業(写真は施設外観)

 ロッテのポーランド現地法人ロッテウェデルは、「E.ウェデル・チョコレートファクトリー・ミュージアム」(aleja Emila Wedel 5,03-822 Warszawa)を9月4日に開業した。

 ウェデル社は1851年にポーランドで創業した老舗菓子メーカーで、2010年9月にロッテグループへ加入後、ロッテウェデルとなった。開業したミュージアムは、総面積8000m2超に地下1階・地上7階(日本式では8階)からなり、建物はかつてカカオ加工に使われていたサイロをリノベーションしたもの。外観デザインは、巨大な板チョコレートをモチーフにしている。エントランスはエミル・ウェデル通りに面し、屋上からワルシャワの高層ビル群と隣接するスカリシェフスキ公園の景色を望む。

 建物内では、チョコレートの滝やカカオの生る様子、ウェデルの歴史や歴代パッケージ展示、3種チョコの食べ比べなどを楽しめるという。また、ごまを使用した菓子ハルヴァやセザムキ、アルコール入りチョコレートのバレルなど、ブランドを代表する商品の生産が行なわれており、製造工程を約90分のガイド付きツアーで見学可能。併設のカフェで休憩し、ギフトショップではロッテと共同開発したミュージアム限定チョコレートやグッズも購入できる。

 入場料金は一般70PLN(ズウォティ)。割引料金、家族連れ・グループ向け料金もある。公式サイトのほか、正面入り口のチケット売り場でも購入可能。

チョコレートでできたワルシャワ市街のジオラマ
チョコレートの滝
カカオが生る様子
音の鳴るチョコレート型
ウェデルの歴史と歴代パッケージ展示
3種チョコレートの食べ比べ
ギフトショップ
ミュージアム限定ミルクチョコレート(1枚6.9PLN)
開業セレモニーが行なわれた
株式会社ロッテ 代表取締役社長執行役員 中島英樹氏「ポーランドだけでなく、海外から訪れる多くの人々にチョコレートの世界を体験していただける斬新な場」
E.ウェデル・チョコレートファクトリー・ミュージアム 館長 ロベルト・ジデル氏「ポーランドにおけるチョコレート史の創始者ウェデル家の歴史の重みにも増して、このような場所は中東欧では本施設ミュージアムだけ。体験型の展示、香り、風味、食感を通して、人間の五感を刺激する」