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ロッテ、国内ホテル事業を加速。福井社長「“まごころの恋人”をキャッチフレーズに」2034年までに20施設を開業
2025年9月2日 14:36
- 2025年9月2日 実施
ロッテホールディングスとホテルロッテは9月2日、日本におけるホテル事業の拡大を目的とした新会社「株式会社LOTTE HOTELS JAPAN」を日韓連携で設立したことを発表した。
ロッテグループは1948年に日本で創業、1973年に韓国でホテル事業に参入し、現在世界7か国(日本、韓国、ベトナム、ミャンマー、ロシア、ウズベキスタン、アメリカ)で39施設、1万4135室を保有しており、日本国内では東京の「ロッテシティホテル錦糸町」、新潟の「ロッテアライリゾート」を運営している。
新会社の設立を機に、今後10年間で(2034年までに)国内に既存2施設を含め20施設を開業予定で、4500室規模の展開を目指すという。これには直営施設のほか、土地建物を保有しない賃貸借方式や、運営・ブランディング・マーケティングだけを請け負う運営受託方式も含んでおり、国内に200以上あるロッテグループの自社不動産の活用も検討している。出店エリアは東京・大阪・沖縄の名前を挙げており、こうした都心・観光地では直営の基幹ホテルの開業も視野に入れている。
会見に登壇したLOTTE HOTELS JAPAN 代表取締役社長の福井朋也氏は、新設する客室単価5万~10万円のスモールラグジュアリーブランド(名称未定)も国内展開を見込んでいると説明したほか、韓国で50年以上培ったホテル事業のノウハウに、日本での製菓事業の知名度をかけ合わせて、国内ではウェルネス活動に力を入れる、と述べた。
また、ロッテは製菓事業のキャッチフレーズ「お口の恋人」がよく知られているが、そのホテル版として「和心(まごころ)の恋人」を掲げ、日本ならではの真心・おもてなしの文化が伝わる施設を目指していきたいとした。





























