旅レポ
LOTポーランド航空で行く5泊8日チェコの旅! まずは経由地・ショパンの生まれ故郷ワルシャワをプチ観光
2024年3月20日 00:00
チェコ政府観光局とLOTポーランド航空共催のFAMツアーに参加してきました。私は2022年5月に続いて二度目のチェコ共和国訪問です。
2024年はチェコが誇る音楽家、ベドジフ・スメタナの生誕200周年の年。「チェコ音楽年」として、チェコ国内を中心にさまざなまイベントが開催されています。
これから数回にわたってお伝えする旅レポでは、かつて鉄鋼業で栄えたオストラヴァ、重要文化財いっぱいのオロモウツ、スメタナの故郷リトミシュルといった、あまりメジャーではないチェコの街をご紹介します。
チェコ旅で利用したのはLOTポーランド航空
現在、日本~チェコ間の直行便はないので、どこかの国を経由して向かうことになります。今回利用したのはワルシャワ乗り継ぎのLOTポーランド航空です。
95年の歴史があり、ヨーロッパを中心にアジア・北米など約100都市に就航しているポーランドのフラッグキャリア、LOTポーランド航空。「LOT(ロット)」とは“飛行”を意味するポーランド語だそう。日本線就航は2016年1月。スターアライアンスに加盟しています。
今回のツアー行程は、ワルシャワからチェコ第3の都市オストラヴァに飛び、西へ西へとクルマで移動しながら首都プラハを目指すというもの。帰りはプラハからワルシャワに再びLOTポーランド航空で飛び、ワルシャワから成田へ直行するという5泊8日のスケジュールでした。
成田~ワルシャワ線のLO80便は、食べて寝ていたら着く夜間フライトで、現地には翌日早朝に到着します。運航機材はボーイング 787-8型機で、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの3クラス仕様です。ちなみにLOTポーランド航空はヨーロッパで最初にボーイング 787型機を導入した航空会社なのだそう。
利用したエコノミークラスはシートピッチ81cmで、座席幅は43cm。映画や音楽、ゲームなどの機内エンタテイメントは8.9インチの個人モニターで楽しめます。そのモニター横にはスマートフォンなどを充電できるUSBポートを完備。ワルシャワ到着までは2回のホットミールが提供されます。
2023年1~6月期、ヨーロッパの航空会社において定時運航率No.1だったというLOTポーランド航空。竹から作られた環境に優しいカトラリーやストローを導入していたり、個包装を廃止するなど、エコへの取り組みが熱心な航空会社でもあります。2026年から2030年にかけては、787型機の機内インテリアをリニューアル予定とのことですよ。
約15時間のフライトを経て無事ワルシャワに到着しました。ポーランド、チェコはともにシェンゲン協定実施国なので、今回のような旅の場合、入国審査は乗り継ぎのワルシャワで行なわれ、チェコ到着時にはありません。なお、受託手荷物はワルシャワで受け取る必要はなく、最終目的地のオストラヴァまで運ばれます。
ショパンやキュリー夫人の生まれ故郷ワルシャワをプチ観光
ポーランドを代表する音楽家、フレデリック・ショパンの名前を冠したワルシャワ・フレデリックショパン空港は、市内中心部まで約8kmと利便性が高い空港です。この日は乗り継ぎ時間を利用して、ワルシャワをプチ観光することができたので、写真メインでご紹介しましょう!
世界中で愛される音楽家ショパンはワルシャワ近郊の村で生まれていることから、ワルシャワの街にはショパンゆかりの場所が点在しています。人生の後半はポーランドを出てフランス・パリで過ごし、39歳という若さで亡くなったショパン。「心臓は故国ポーランドに戻してほしい」という遺言どおり、ワルシャワにある聖十字架教会の柱に安置されています。
第二次世界大戦時、ナチス・ドイツによって徹底的に破壊されガレキと化したワルシャワの街。しかし市民が一丸となって復元し、驚異的な再建を果たしたのだそう。現在は観光の中心地となっているワルシャワ歴史地区(旧市街)は、市民の熱意によって復元された街として1980年に世界遺産に登録されています。
急ぎ足の観光でしたが、ショパンの生い立ちやワルシャワの人々の愛国心、世界遺産に登録されている旧市街、ポーランド陶器など、興味深いものがいろいろあったワルシャワの街でした。
ビジネスラウンジ「POLONEZ(ポロネーズ)」を見学
13時過ぎのオストラヴァ行きLO501便に乗るために、再び戻ったワルシャワ・ショパン空港では、シェンゲンエリアにあるビジネスラウンジ「POLONEZ(ポロネーズ)」を特別に見学することができました。シェンゲン外エリアにはもう一つ「MAZUREK(マズルカ)」というラウンジもあります。
早朝から活動したので1日が終わったような気になってしまいましたが、まだ正午。軽食をつまみながらポーランドのビールをグビグビっと飲んで英気を養いました。