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JR中央線快速・青梅線にグリーン車導入。10月13日から別途料金不要のお試し期間スタート
2024年9月10日 19:32
- 2024年9月10日 発表
JR東日本は、中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを2025年春開始すると発表した。2階建グリーン車を2両連結し、東京駅を中心とした首都圏各方面での快適な移動空間を提供する。
導入するのは、中央線快速 東京~大月間のE233系(オレンジ帯の電車)で運行するすべての列車、および青梅線 立川~青梅間の中央線快速(東京方面)と直通運転を行なうすべての列車。具体的な開始時期については後日案内するとしている。
これに先立ち、グリーン車を連結した12両編成の電車を10月13日以降順次導入。2025年春のサービス開始までは、グリーン料金不要(普通車扱い)の「グリーン車お試し期間」として乗り心地を体験できる。
2階建グリーン車は、東京駅など折り返し駅での車内整備時間短縮のため、スムーズな乗降が可能な両開きのドアや広いデッキ、自動回転式の座席を初めて採用したもの。これまで同様の座席定員(2両合計で180名)を確保している。
座席は回転式リクライニングシートで、全席に電源コンセント・テーブル・ドリンクホルダーを備える。車内ではJR-EAST FREE Wi-Fi、トイレ、ゴミ箱などが利用できるほか、乗務員の「グリーンアテンダント」による案内サービスも実施する。
サービス開始後のグリーン料金は首都圏他線区と同じ料金になる予定で、乗車券や定期券と別途「普通列車グリーン券(自由席)」の購入が必要になる。車内改札が省略されてスムーズに座れるSuicaグリーン料金がお得で、例えば50kmまでは750円(紙のきっぷは1010円)、100kmまでは1000円(紙のきっぷは1260円)。