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プーマ「パレルモ」、素材とカラーで個性を生み出すテラススタイルスニーカー

2024年7月10日 取材

マーケティング本部ブランドコミュニケーションマネージャーの野崎兵輔氏

 プーマ ジャパンは7月10日、2024年の秋冬向けの製品に関するプレスプレビューを開催し、マーケティング本部ブランドコミュニケーションマネージャーの野崎兵輔氏がPALERMO(パレルモ)シリーズについて解説した。

 サッカースタジアムのテラス席(ゴール裏の立ち見の応援席)に集まるサポーターたちが好んで着用していたローカットシューズを“テラススタイル”と呼ぶが、パレルモはそれを代表するモデルとなる。テラススタイルは、ファッションや音楽など、当時の若者たちのポップカルチャーと融合し、浸透していくことになったが、すっきりとしたシルエットが現代のファッションにもマッチすることから、近年、再注目されるようになっている。

 野崎氏によれば、オリジナルのパレルモは1980年代に1年ほどしか製造されていないため、幻のシューズと呼ばれていたが、同社では2020年に復刻モデルを発売。その後、2023年からレザーやスエード、ナイロンなど、さまざまな素材を活用しつつ、豊富なカラーバリエーションという個性を持たせた形で展開されるに至っている。

7月19日発売のパレルモ ヴィンテージの新色(ブルーは8月下旬発売予定)

 今年の秋冬シーズン向けにはユニセックスな「パレルモ ヴィンテージ」の新色が販売されるほか、レディースの中厚底モデル「パレルモ MODA ヴィンテージ」も登場する。価格は各1万4300円。

 野崎氏は「(バリエーションが豊富な)パレルモには好きなタイミングで好きな色をチョイスして履いていただける楽しさがある。プーマは定番カラー以外のシーズナルカラーは復刻されることがなく、1回しか作られない。その時に買わないと買えないものもあるが、シーズンエンドにアウトレットで偶然お気に入りが見つかることもある」と語り、そんな出会いを演出できるのも同モデルのユニークさだと説明した。

中厚底の「パレルモ MODA ヴィンテージ」は8月下旬発売予定

 今回のプレスプレビューでは、文化ファッション大学院大学とコラボし、「Bloke core / Blokette core」スタイリングをテーマに、学生たちの私服を用いた11種類のパレルモ ヴィンテージとのコーディネートを披露。野崎氏は「こうじゃなきゃいけない履き方がないのがパレルモ。懐の深い靴なので、どんな洋服にも寄り添ってくれる」とアピールしていた。

文化ファッション大学院大学とのコラボ展示