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五反田ゆうぽうと跡地に建つ大規模複合施設「五反田JPビルディング」開業。気になるフードホールやシェアオフィスを見てきた
2024年4月26日 18:00
- 2024年4月26日 開業
日本郵政不動産は4月26日、「五反田JPビルディング」(東京都品川区西五反田8-4-13)を開業した。
「ゆうぽうと」の愛称で知られていた「東京簡易保険会館」が廃止された跡地に建設した大規模複合施設で、地上20階、地下3階建ての建物内には、ホテル、オフィス、ホール・ギャラリー、シェアオフィス、フード―ホールが入居している。
本稿ではその内覧会で見てきた施設を紹介する。なお、ホテル「OMO5 東京五反田 by 星野リゾート」については別記事にて取り上げる。
地元の超人気店から気軽に飲める大衆酒場までが集まるフードホール
1階はフードホール「五反田食堂」になっており、誰もが気軽に利用できる。店舗数は11店で、4月26日から営業を開始する(一部店舗は準備中)。フードホールのコンセプトは「多様な人が気兼ねなく過ごせる五反田のマチの食堂」になっており、和洋中に加え、エスニックなどさまざまなジャンルの飲食店が軒を連ねる。五反田で創業した地元ゆかりの店もあり、予約困難な超人気店も出店している。
サウナも備えたシェアオフィスがベンチャーを引き付ける
2階フロアにはクリエイター向けのシェアオフィス「co lab 五反田 with JPRE」が開設されている。1700m2の敷地内に、9つの会議室、11のオンラインブース、15の専用個室、10の専用ブース、オープンスペースなどが用意されている。施設は24時間利用できるので、契約会員は自由な時間に働ける。
本施設の目玉になるのがドライサウナだ。男女別でそれぞれ8人までの利用(予約制)を想定しており、疲れを取る、コミュニケーションの場として活用できる。これだけ設備が整っているとホテル代わりになってしまいそうだが、宿泊は規則で禁止されている。
五反田エリア最大級のオフィスフロアと多目的で使えるホール
3階はオフィスロビーとホール「CITY HALL GALLERY GOTANDA」があり、オフィスは3~12階までのフロアに用意されている。ホールは約400席のキャパを持ち、隣接するギャラリーは約80席のスペースがある。ビジネス利用のほか、地域住民の文化創造活動をサポートするとし、催事会や懇親会、アコースティックライブなどにも使える。
オフィスフロアは全面がカーテンウォールになっており、開放的な空間になっている。1フロアは約3175m2(約960坪)あり、8分割まで可能。広大な無柱空間が特徴で、多種多様なオフィスレイアウトに対応できるとのこと。