タイ国政府観光庁、約1万6000円相当の特典もらえる新キャンペーン。2024年は日本人渡航100万人の回復目指す

SIMカード

　タイ国内で使用可能な携帯電話のSIMカード（AIS社）を299バーツ分提供する。使用期限は7日間で、インターネットおよび電話が可能。スワンナプーム国際空港もしくはドンムアン国際空港にある「AIS特設キオスク」（24時間営業）でキャンペーン利用の旨を伝え、パスポートを提示することで受け取れる。

ラビットカード

　バンコク都市部を走る公共交通（BTS）に乗車できるラビットカードを100バーツ分提供。スワンナプーム国際空港もしくはドンムアン国際空港にある「TATインフォメーションカウンター」（24時間営業）でキャンペーン利用の旨を伝え、パスポートを提示することで受け取れる。

タイマッサージ

　バンコク都内に31店舗ある人気のタイマッサージチェーン「Ret's Relax Spa（レッツ リラックススパ）」のいずれか1店舗で、1時間のマッサージ（ボディもしくはフット）が無料で受けられる。事前予約が確実で、あらかじめキャンペーン利用の旨を伝えるのがベター。

空港ラウンジ

　スワンナプーム国際空港のラウンジ（国際線3か所/国内線乗り継ぎ1か所）と、ドンムアン国際空港のラウンジ（国際線1か所/国内線乗り継ぎ2か所）のなかから無料で1回利用でき、出発前の時間を飲食やマッサージなどして過ごせる。

　ラウンジに馴染みのない若年層も、ビジネスクラスなどの充実したコーラルラウンジサービスを体験できるという。各ラウンジでキャンペーン利用の旨を伝え、パスポートを提示する必要があるが、予約は不要。

タイ国内でインターネットや電話ができるSIMカード

バンコク都市部の電車（BTS）に乗車できるラビットカード

バンコク都内で人気のマッサージ店「Ret's Relax Spa」

スワンナプーム国際空港のコーラルラウンジ

　今回の「今からタイへ」キャンペーンについて、タイ国政府観光庁 東京事務所 所長 カジョンデート・アピチャートラクン氏は「コロナ禍を経て海外旅行ができるようになり、2024年はインバウンド・アウトバウンドともに活発になると期待しています。パスポートを新たに取得する若者や期限切れのパスポートを更新して久しぶりに海外旅行を検討している人に、ぜひこの機会を利用してタイに遊びに来てほしい」とコメント。

　2023年1月～12月には日本からおよそ80万3000人がタイへ渡航し、順調に回復をみせた（コロナ禍前の2019年は約180万人）。2024年は訪タイ日本人100万人までの増加を目指すという。

タイ国政府観光庁 東京事務所 所長 カジョンデート・アピチャートラクン氏

　今年最初のキャンペーンとなる「今からタイへ」。メインターゲットはタイ渡航歴のない人や海外旅行が初めての若い世代（学生、新社会人、ミレニアル世代）が中心だが、コロナが明けて久しぶりに海外へ行く、あるいはコロナ禍前にタイへ行ったことがある人が次の旅行先にタイを選ぶきっかけになるような企画となっている。

　特にタイの主要空港であるスワンナプーム国際空港では、2023年12月1日からイミグレーションカウンター（入国審査）が自動化されたことで、タイ到着時の混雑が緩和された一方、入国スタンプを押してもらう機会も少なくなった。

　今回のキャンペーンは“パスポートを更新してから（タイを含む）海外には行ったが、まだ1回もスタンプを押していない”という人も対象なので、友達や家族とタイ旅行した記念としてもぜひ空港で入国スタンプをもらってほしいという。

2024年最初のキャンペーンとなる「今からタイへ」について記者発表を行ない、日本人に向けてタイ旅行をPR

　バンコクの街なかにはタイ古式マッサージや本格タイ料理の人気店が集まり、物価の安い屋台も多数。また特典のBTSを利用すればフードコートやバラエティ豊かな店舗が入るショッピングモール「ターミナル21」、美しい天井画で知られる寺院「ワット・パークナム」などを巡ることができる。

　巨大なピンクガネーシャが人気の寺院「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」も市街地から約1時間でアクセスできるとあって、バンコクを起点にすれば3～4泊で充実した旅を計画しやすい。タイ初心者はもちろんリピーターにもお勧めとのこと。

　特典の利用方法や観光スポットの詳細は、タイ国政府観光庁のキャンペーン特設サイトおよび公式SNSを確認いただきたい。