訪タイ日本人観光客が5年ぶりに100万人突破

（左から）タイ国政府観光庁 副総裁 アジア南太平洋地域国際マーケティング担当のパッタラアノン・ナチェンマイ氏、100万人目の旅行者となった渡邉智美さん、駐日タイ王国特命全権大使のウィッチュ・ウェチャーチーワ閣下

　タイ国政府観光庁は1月24日、「Amazing Thailand A Million Thank You Reception」（祝・2024年訪タイ日本人100万人、新春感謝の夕べ）と題したパーティーを都内で開催した。

　同パーティーは、その名の通り、2024年の1年間でタイを訪れた日本人が5年ぶりに100万人を超えたことを記念して開催されたもの。2019年に約180万人となっていた訪タイ日本人の数はコロナ禍で大きく減少していたが、2024年12月23日に久しぶりに100万人を突破するまで回復した。

　パーティーには、12月23日羽田空港発～バンコク着のタイ国際航空TG683便に乗り合わせ、ちょうど100万人目となった渡邉ファミリーが招かれ、タイ国際航空の往復航空券やシャングリ・ラ バンコクのエグゼクティブスイート宿泊券、THE MALL GROUPの施設での10万円相当の買い物券など、総額200万円相当のギフトが贈られた。

12月23日に年間100万人を達成

　パーティーでは、駐日タイ王国特命全権大使のウィッチュ・ウェチャーチーワ閣下が挨拶。2024年を振り返り、「日本が3700万人の外国人観光客を迎え、その中には第6位の114万人のタイ人観光客が含まれていた。同時にタイは3600万人の外国人観光客を迎え、5年ぶりに100万人以上の日本人観光客を迎え、第8位になり、目標だった88万7000人を超えた」と語り、関係者への感謝と両国のパートナーシップのさらなる発展への期待感を示していた。

　続いて登壇したのは、タイ国政府観光庁 副総裁 アジア南太平洋地域国際マーケティング担当のパッタラアノン・ナチェンマイ氏。同氏は2019年までタイ国政府観光庁 東京事務所の所長を務めており、日本の関係者との再会を喜びつつ、政府として2025年を「Amazing Thailand Grand Tourism & Sports Year」に定め、タイ料理、生活文化、芸術、スポーツといった切り口で双方向での交流を図っていく方針であることを明らかにした。

　同氏は、2019年の180万人という訪タイ日本人の数字を挙げながら、「近いうちに200万人をお祝いできる日が訪れることを楽しみにしている」と笑顔で語っていた。