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タイ国政府観光庁、2023年に日本客87万人目指す。アジア経由便活かして出張者/Z世代/スポーツ好き/シニア層へ積極PR

日タイ旅行事業者による商談会を開催

2023年5月18日 開催

タイ国政府観光庁が日タイ間による商談会とセミナーと開催

 タイ国政府観光庁(TAT)は5月18日、都内で「Amazing Thailand Amazing New Chapters Roadshow in 東京 2023」を開催した。

 日本の旅行事業者を対象に商談会を行なう各都市巡回のロードショーで、タイ本国からはホテルや航空会社など24社のサプライヤーが来日。「Meet The Suppliers」をテーマに、今年展開していく旅行商品やサービスについて情報交換を行なった。

 会の冒頭、タイ国政府観光庁 東京事務所 所長のカジョンデート・アピチャートラクン氏が登壇し、参加者に向けて挨拶。

 このロードショーの目的について「タイから参加する多くの業者と直接お会いいただくことで、最新のプロダクトについて情報収集できるだけでなく、2国相互の信頼関係を構築し、新たなビジネスチャンスを生み出す」と述べ、コロナ禍による自粛を経て、4年ぶりにリアル開催が実現したことに喜びを示した。

タイ国政府観光庁 東京事務所 所長 カジョンデート・アピチャートラクン氏

 タイ国政府観光庁では2023年も昨年に続く観光キャンペーン“VISIT THAILAND YEAR”に注力し、さまざまなプロモーションや取り組みを展開していくという。

 タイのインバウンド市場を観光者数・収入ともに「コロナ禍前の2019年比で約75%まで回復」する目標を掲げ、世界各地からおよそ2500万~3000万人の訪タイ客を想定。また日本市場では、2019年比で約48%の回復となる87万人を迎えたいとした。

 これを促進するため、日本全国の旅行事業者と協力しながら「特に、ミレニアル世代、ビジネス客、スポーツ愛好家、アクティブシニアなど潜在性の高い層を中心に、多様な旅の体験を提案していきたい」と話すカジョンデート・アピチャートラクン氏。

 貴重な歴史文化遺産、美しいビーチに代表される自然、タイ料理やトロピカルフルーツなど、豊富に揃う観光テーマを通じて「日本の皆さまに間違いなく、癒やしや驚き、幸せを提供できると信じている」とアピールした。

報道陣のインタビューに応じたカジョンデート・アピチャートラクン氏。「これまで本当に長らくお待たせしました。“今こそ、タイへ”誘う新たな観光を再開させてまいりましょう」と意気込んだ
タイ国政府観光庁 東京事務所 マーケティングマネージャーの藤村喜章氏が現地の最新状況について説明
タイの水際対策。現在タイ入国時のワクチン接種と陰性証明は不要
日本からの海外旅行者数。昨年は2019年比約86%に回復
2023年は世界から2000万人以上、日本からは87万人の誘客を目指す
20都道県6地域と連携しているタイ国政府観光庁 東京事務所
成田/羽田~タイ直行便数は週91本だけ(2023年5月時点)
タイ観光促進のキーワードは“5つのF”
タイ国政府観光庁 東京事務所におけるターゲット層
サステナブルな観光を目指した取り組み
日本の地方からタイへの送客にも注力
大都市バンコク以外の地方にも誘客を図る
キャッチフレーズは“今こそ、タイへ”
エアアジアによるプレゼン
エアアジア日本路線の運航スケジュールなど
乗り継ぎ便利な「フライスルー」サービスがある
タイ国際航空によるプレゼン
東京~バンコクは毎日5便運航
福岡発の運航スケジュール
燃油サーチャージについて
2019年には新ラウンジも
タイ側のサプライヤーと日本側のバイヤーによる商談会のようす
主催したタイ国政府観光庁 東京事務所のカジョンデート氏と藤村氏