日本Xreal、3画面環境を実現する「Nebula for Windows」の最新版を近日公開

Nebula for Windowsの利用イメージ

　日本Xrealは、ARグラスの「XREAL Air」シリーズをWindows PCに接続し、3画面のマルチウィンドウ環境を実現できるソフトウェア「Nebula for Windows」の最新バージョンを12月中にリリースする予定であることを明らかにした。

　同社では、4月末にXREAL Air（Nreal Air）向けに「Nebula for Windows」のβ版（0.1.0）をDiscord上でリリースしていたが、10月に発売された「XREAL Air 2」や11月に発売された「XREAL Air 2 Pro」では正常に動作しない状態だった。

　プロダクトマネージャーの高天夫氏によれば、今回のリリースもβ版という位置づけとなるが、移動中の新幹線や飛行機の窮屈な場所においても、XREAL Airをかければ3画面のマルチウィンドウ環境で効率的に作業を進められることから、最新モデルでも動作するようになったことは大きい。

　最新バージョンを使用できるPCの動作環境は不明だが、12月19日に披露されたデモではそこそこのスペックのゲーミングPCが使用されており、安定して動作させるにはそれなりのスペックが求められるものと思われる。

　今回は短時間ながらデモ環境を体験できた。従来のβ版では、文字入力を行なっている際にShiftキーを押しながらカーソルキーを押して範囲選択を行なおうとすると、キーボードショートカットの割当とバッティングし、表示がズームインしたり、ズームアウトしたりしていたが、最新版ではこの問題も解消されているようだ。

Nebula for Windows

　なお、同社では12月20日～2024年1月7日に「XREAL Lucky Bag」を自社の販売サイトとAmazonの公式サイトで数量限定で販売する。価格は4万1980円で、「XREAL Air＋XREAL Beam」「XREAL Air＋XREAL Adapter」「XREAL Air＋オリジナルグッズ1種」のいずれかがランダムで届く。