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道の駅に隣接する「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」開業。自然スポーツや特産物を楽しむ“宿泊特化型ホテル”

2022年11月4日 開業

「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」が開業

 積水ハウスとマリオット・インターナショナルは、同ブランドおいて9道府県20か所目、中国地方では初となる「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」(岡山県真庭市蒜山上徳山1385-9)を開業した。

 2018年より推進している地方創生事業「Trip Base 道の駅プロジェクト」の旅の拠点となるホテルブランド。隣接する「道の駅 風の家」では地元のジャージー牛乳やチーズなど、特産である酪農製品を購入でき、夏は大山の高原やふもとでトレッキングや乗馬、冬はスキーやスノーボードといった、大自然を体験できる立地にある。

 4階建ての館内に全99の客室(キング35室/ツイン64室)を擁し、1階には自由に持ち込み飲食できてワーケーション向けの電源も備えた「共用スペース」、ドリンクやお土産の購入が可能な「マーケットプレイス」、工芸品や書物を展示する「ライブラリー」を設けている。

道の駅などで買ったものを飲食できる共有スペース
ドリンクやお土産を販売するマーケットプレイス

 またアドベンチャーツーリズムの宿泊客がアウトドアギア(用具や装備)にこだわる層が多いことから、バイクや自転車、スキー板を置ける「スポーツロッカー」を設置。ホテル周辺に点在する自然アクティビティを体験する際などに活用できる。

 宿泊料金は1室1万4520円~(2名利用時)。蒜山高原の食材や名物料理を詰め込んだ「朝食ボックス」を味わえる朝食付きプラン(要予約)も用意している。

アドベンチャーツーリズムに配慮したスポーツロッカーを設置
朝食ボックス付きプランでは地元食材を使ったメニューが味わえる

 開業を記念して行なわれたオープニングセレモニーでは、積水ハウス 取締役専務執行役員の石井徹氏が挨拶。同ホテルの特徴について、「道の駅 風の家は蒜山ICを降りてすぐという利便性の高い立地であるため、宿泊していただくことによって、地域に新たなお客さま・新たな消費を生み出せると考えている。また、宿泊特化型とすることで、地域経済の活性化を狙いとしている」と述べた。

「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」で開かれたオープニングセレモニー

 マリオット・インターナショナル 日本・グアム担当 エリアヴァイスプレジデントのカール・ハドソン氏は、「観光の活性化に向けて、全国旅行支援をはじめとする地域のプロモーションやプログラムが実施されているが、これは国内旅行者にとっては今まで行ったことのない旅行先を開拓する絶好のチャンスになると考えている」とコメント。今後のインバウンド観光水準について「日本はパンデミック後の海外旅行先として最も人気のある国の1つであり、パンデミック前のピーク時へ徐々に戻っていくと確信している」という旨を語った。

 また来賓として真庭市長の太田昇氏が壇に立ち、「ホテルが真庭地域の大きな拠点としてさらに繁栄されること、蒜山からどんどん情報を発信して真庭自体の活性化につながることを期待している」と祝辞を述べた。

積水ハウス 石井徹氏
マリオット・インターナショナル カール・ハドソン氏
真庭市長 太田昇氏