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エース、2022年の旅行需要回復を見込んで春夏の新作スーツケースを披露
2021年11月9日 16:40
- 2021年11月9日 取材
エースは、2022年の春~夏に向けた新商品に関する内覧会を開催し、最新のスーツケースやバッグ、リュックのトレンドを紹介した。
新型コロナウイルスの影響により、海外旅行の機会が大幅に減少した結果、同社の看板商品とも言えるスーツケースの需要は昨年大きく減少することになった。このため、同社では、日帰り旅行をターゲットにしたコインロッカーサイズの小型スーツケースを発売したり、テレワークの普及によりノートPCを持ち運ぶ機会が増え、その際に便利なリュックの女性向けラインアップを拡大したりと、さまざまな新提案を行なってきた。
同社の担当者によれば、緊急事態宣言が解除され、徐々にではあるがスーツケースの販売数も戻ってきているとのことで、今回の内覧会でも需要回復のタイミングにあわせた意欲的な新製品が並んだ。
ace.ブランドからは、ボディにPP(ポリプロピレン)繊維やPPフィルムを使用した繊維強化複合材「クロスファイバー」を採用することで、同ブランド史上最軽量(キャビンサイズで1.6kg。従来の最軽量は1.7kg)を実現した「アーキライト Z」が2022年2月に登場する予定。軽量でありながらも、ダブルチューブハンドルや静音双輪キャスターを採用するなど、使い勝手にも配慮している。
また、マツダとの協力の下、自動車のバンパーを再利用したスーツケースを開発していることを2020年12月に表明していたが、いよいよ商品化され、2022年3月中旬に「プロテカ マックスパス RI」として発売される。外装には再生ポリプロピレン樹脂、内装には再生ポリエステルが使用され、夜間の安全な歩行をサポートする振動発電LEDライトも搭載している。
スーツケース以外では、抗ウイルス・抗菌加工を施した新開発の合成皮革「バーテクトクロス」を採用したビジネストート「クリーフ バーテクト」やビジネスリュック「ガジェタブル バーテクト」なども1月中旬以降、順次発売する。このほか、雨天対応を強化するとともに、背面のエアベンチレーション機能を強化し、全天候対応をうたうビジネスカジュアルバッグ「マルチタイド」も3月上旬に登場する予定。