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エース、秋冬コレクションの展示会でニューノーマル時代を生き抜く新提案
2021年5月19日 22:48
- 2021年5月18日 取材
エースは、関係者向けに2021年の秋冬コレクションを紹介する展示会を開催した。
これまでの展示会では、大小さまざまなスーツケースが並んでいたが、コロナ禍において海外旅行が難しくなり、需要が減退。一方で、テレワークやワーケーションといった新しい働き方が注目されるとともに、公共交通機関を避けて自転車で通勤する人が増えており、同社ではこうしたワークスタイルの変化に対応する形でビジネスリュックのラインアップ拡充に注力しており、結果的に展示スペースの多くがリュック商品で埋め尽くされていた。
工夫をこらした各種ビジネスリュック
ace.ブランドからは、3気室を備え、ノートPC、衣類、小物を分けて収納できるビジネスリュック「デュアルポーズ」が登場。レザーハンドルには抗ウイルス加工も施されている。9月中旬に発売される予定。
9月下旬には、ミリタリー風のデザインのオンオフ兼用バッグ「ミルヒューズ」シリーズも登場する。ショルダーバッグやボディバッグ、大容量リュックなど、幅広いラインアップが用意される。本体素材には、耐久性があるコーデュラ バリスティックナイロンが採用されている。
また、電車内での前持ちに適したビジネスリュック「ガジェタブル」からは、ハイグレードモデルの「ガジェタブルHG」が9月上旬に登場する。ショルダーハーネスの裏側に滑り止めが追加されているほか、リュック背面に貴重品などを収納できるセキュリティポケット、メイン収納部上部にノートPCのACアダプターなどを格納できる着脱式の吊り下げ式ポケット、マスクなどの収納用に抗菌・抗ウイルス加工を施したバーテクトポケットが追加されている。
11月下旬には、限定モデルの「ガジェタブルWF」も発売される予定。抗菌・抗ウイルス加工のポケットや抗菌加工を施した耐アルコール性のある人工皮革のハンドルを備えるほか、ショルダーハーネスとリュック背面にメッシュ素材のクッションパッドが使用されている。同シリーズからは、高強度繊維のスペクトラをコーデュラナイロンに織り込んだ「ガジェタブル スペクトラ」も7月下旬に発売される。
このほか、9月にはゼロハリバートンから、スタイリッシュなビジネスリュック「Z Pack」も発売される予定。
レディース向けのビジネスリュックもラインアップ拡大
こうしたビジネスリュックについては、レディース向けのラインアップも大幅に拡充。
前持ちリュックの「フロンパックL」は、抗菌・抗ウイルス加工を施したポケットや、前持ち時に両サイドからアクセスできるダブルアクセスポケットを装備している。9月中旬に発売される。
定番の「スリファム」シリーズからは、メランジ生地を使用した限定モデル「スリファム ヘザー」や、環境にやさしいヴィーガンレザーを使用した限定モデル「スリファム ヴィー」が10月上旬に発売される。
ソフトなシュリンクレザーを使用したビジネスバッグシリーズ「ノービレ」も9月中旬に登場。シンプルかつ機能的なデザインで、リュックのほかにトートバッグもラインアップされる。
カジュアル向けの商品としても、「世界ふしぎ発見！」でミステリーハンターとして活躍する竹内海南江との共同開発ブランド「カナナプロジェクト」から、抗菌・抗ウイルス加工の内装生地を使用した「カナナリュック」の限定モデルや、丸洗いできる「ウェーブストラータ」といった商品も登場する。
小旅行でコインロッカーを便利に活用する提案も
もちろん、スーツケースやキャリーケースの新製品も登場するが、長期の海外旅行の機会がほとんど無い状況下において、小旅行に便利なコインロッカーサイズの小型商品のラインアップが拡充されている。
9月中旬に発売される「センドリー」は、硬貨式の小さい6段サイズのコインロッカーにも収まる大きさのキャリーケース。ロッカーに入れた状態で、上部のポケットから中にアクセスできる設計になっており、内装生地には抗菌加工が施されている。静音双輪キャスターやキャスターストッパーも装備している。