ニュース

浜松町の西口再開発、計画変更でホテル誘致と訪日旅客向け施設

2021年7月12日 発表

浜松町二丁目4地区再開発の計画が変更された

 世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、JR東日本は、浜松町駅西口再開発の「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)A街区」で計画変更を行なったことを発表した。

 浜松町二丁目4地区は2013年3月に都市計画を決定、モノレールの駅舎にバスターミナル、オフィス、店舗、駐車場のほか、カンファレンスセンターや医療センター、子育て支援施設などが入居する予定になっていた。

 2018年にはJR浜松町駅とモノレール駅との間で乗り換え連絡通路が相互通行可能になるなど整備が進んでいるが、社会的背景や周辺環境の変化などを受けて、大きく3点の変更を加える。

 第1に、浜松町周辺エリアが陸・海・空の玄関口の特性を持っていることから、訪日外国人向けに情報発信を行なう施設を整備する。日本各地の魅力を多言語で紹介することで、理解や興味を深める「観光プレ体験施設」として機能させるという。

 第2に、レジャー・ビジネス両面の訪日ニーズに対応できる宿泊施設を整備し、周辺エリアの観光地・MICE開催地としての魅力向上を図る。DMO活動の拠点も整備する。

 第3は施設低層部の緑化計画見直しで、旧芝離宮恩賜庭園や大門通りなどとの連続性を強化する。

計画断面図
A-1棟上層にホテルが入居
A-1棟低層に訪日旅客向け施設
デジタル/リアルのプレ観光体験の場に
緑化計画を見直し
計画の変更対象