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船とクルマで晴海から浜松町駅へ。MONET Technologies、竹芝エリアでMaaSの実証実験

2020年1月14日~17日 実証実験

MONET Technologiesは、舟運を活用した通勤者向けマルチモーダルサービスの実証実験を1月14日~17日に実施している

 ソフトバンクやトヨタ自動車などが出資するMONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)は、舟運を活用した通勤者向けマルチモーダルサービスの実証実験を1月14日~17日に実施。初日の14日に報道公開した。

 MONET Technologies、鹿島建設、竹芝エリアマネジメント、電通、東海汽船、東急不動産、JR東日本(東日本旅客鉄道)は、東京都が公募した「MaaS(Mobility as a Service)の社会実装モデル構築に向けた実証実験」を受託し、2019年12月16日から竹芝エリアにおける移動の利便性向上を目指して、複数の公共交通機関を連携させた新たなモビリティサービスの実装に向けた実証実験を行なっている。

竹芝エリアにおける移動の利便性向上を目指して、複数の公共交通機関を連携させた新たなモビリティサービスの実装に向けた実証実験をなっている
舟運を活用した通勤者向けマルチモーダルサービス実証実験の航路
船とクルマを使い晴海からJR浜松町駅まで移動。交通系ICカードを使い利用者認証を行なう(無料)

 舟運を活用した通勤者向けマルチモーダルサービス実証実験では、東京・晴海トリトンスクエア近くにある「朝潮運河船着場」(中央区・最寄り駅は都営地下鉄の勝どき駅)から「竹芝小型船ターミナル」(港区・最寄り駅はゆりかもめ竹芝駅)までを、「舟運を通勤手段」として利用する。

 また、竹芝小型船ターミナルからJR浜松町駅へは、トヨタ・ハイエースを使ったシャトル便を運行し、船舶による水上の移動とシャトル便による陸上の移動を連携させたサービスを検証。船舶とシャトル便の接続では交通系ICカードを活用した認証を行なうほか、シャトル便の車内では、接続先の鉄道の運行情報をリアルタイムでモニターに表示する。利用者は乗船時と乗車時に交通系ICカードを使うが認証のみで、利用は無料。

 船は8時21分ごろに朝潮運河船着場を出発。8時36分ごろに竹芝小型船ターミナルへ到着。利用者はハイエースに乗り換えJR浜松町駅へ向かっていった。

利用者は乗船時と乗車時に交通系ICカードを使うが認証のみで、利用は無料
船は8時21分ごろに朝潮運河船着場を出発
船は朝潮運河を西へ進む。まもなく視界が開け、正面にレインボーブリッジ、左手にお台場が見えてくる
正面にレインボーブリッジが見える
右手に東京タワーなど竹芝・浜松町方面が見えてくる
8時36分ごろに竹芝小型船ターミナルへ到着
下船した利用者はハイエースに乗り換えてJR浜松町駅へ向かう
車内では接続先の鉄道の運行情報をリアルタイムでモニターに表示する
次の便に乗ったMONET Technologies株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 宮川潤一氏が竹芝小型船ターミナルへ到着
宮川社長が囲み取材に対応した

 MONET Technologies 代表取締役社長 兼 CEOの宮川潤一氏が、竹芝小型船ターミナルで囲み取材に対応した。MONET Technologiesは「モビリティサービスを通じて人々の暮らしをもっと豊かに。」をミッションに掲げた会社であり、鉄道やバスだけでなく、水路や将来的には「空飛ぶタクシー」のような空路も含めた動線づくりを見据えたなかで、今回の実証実験はその入口にあたる取り組みだという。

 陸路に水路を組み合わせることでインバウンドの旅行や、都市部の渋滞回避などに役立てればとし、この実証実験で課題を整理して「なるべく早く」実用化に向けて進めていきたいと話した。

 船に乗って200円、バスに乗って200円、鉄道に乗って200円では誰も乗ってくれないが、これが200円に10円か20円がのるようなものになってシームレスに利用できるようになれば動線の魅力がでてくるので、PayPayやSuicaなど「垣根の取り払い方を企業が腹を割って議論しなければならない」と課題を挙げた。